【中継】「紛争当事国」が集結 “機能不全”国連改革に向け議論進むか
日テレNEWS NNN
アメリカ・ニューヨークで開かれている国連総会で、各国の首脳らによる一般討論演説が、先ほどから始まりました。 現地から中継です。 ロシアによるウクライナ侵攻や緊迫する中東情勢など、紛争当事国の首脳らが一堂に会するとあって、世界中のメディアが注目する今回の国連総会。 事態の打開に向けた糸口を見いだせるかが焦点です。 国連・グテーレス事務総長 「地政学的な分裂は深まり続けている。私たちは想像を絶する事態へと向かいつつある。それは世界を巻き込む危険性のある火薬庫だ」 先ほど始まった総会の冒頭、国連のグテーレス事務総長は、このように述べ、現在の世界情勢に対し、強い危機感を示しました。また、イスラエル軍がレバノン各地に大規模な空爆を行ったことなどを念頭に「レバノンをもう一つのガザにするわけにはいかない」と訴えました。 ──きょう日本の岸田首相と会談した、ウクライナのゼレンスキー大統領の発言も注目されますね この後、国連の安全保障理事会ではウクライナ会合が開かれる予定で、ゼレンスキー大統領も出席する見込みです。 ゼレンスキー氏は、ロシアによる侵攻を「国連憲章違反」と改めて非難するとともに、支援強化を呼びかけるものとみられます。ただ、“平和の番人”とされてきた国連安保理は、実効性のある対応を取ることができず、機能不全を露呈しています。 各国首脳からは、国連改革を求める声がいっそう高まることが予想され、改革に向けた議論がどれだけ進むかも注目です。