旭川女子高校生殺害、内田梨瑚容疑者“置いてきただけ、橋から落ちたかどうかは知らない”という趣旨の供述 一方友人らには“高校生は帰った”とメッセージ
北海道放送(株)
北海道旭川市で女子高校生が橋から落とされ殺害された事件は、女2人が逮捕されて1週間が経ちました。 暗闇の橋の上で、転落するまでのおよそ20分間にどんなやり取りがあったのでしょうか? 殺人事件の現場となった旭川郊外の神居大橋です。 付近でクマが出没したため通行が規制されていましたが、19日正午、解除されました。 荒木颯太記者(19日午後3時半ごろ) 「現場となった橋の両側には、1メートルを超える柵があります。見下ろすと建物の3階くらいの高さはある印象です」 あの日、暗闇の橋の上で何があったのか。 旭川市の無職、内田梨瑚容疑者(21)と19歳の女は、今年4月、神居大橋で留萌市の高校生、村山月(るな)さん(17)を川に落として殺害した疑いで、6月12日に逮捕されました。 内田容疑者らは、自分の写真を無断でSNSに使用されたことに因縁をつけ、村山さんを車に乗せて監禁。 そして、最終的に呼び出した留萌市の道の駅から、直線でおよそ50キロ離れた旭川市の神居大橋に行き着きました。 捜査関係者によりますと、内田容疑者らが神居大橋に着いたのは19日午前3時40分ごろ。 そして、およそ20分後の午前4時ごろに橋を後にしたということです。 その間、橋にいたのは内田容疑者と村山さん、そして内田容疑者が「舎弟」と呼ぶ19歳の女の3人だけ。 現場に防犯カメラはありませんが、橋の上の状況について、内田容疑者は「女子高校生を橋に置いてきただけ。橋から落ちたかどうかは知らない」という趣旨の供述をし、殺害行為への関与を否定しているといいます。 一方で、事件後には複数の友人に「高校生は帰った」という内容のメッセージを送っていて、先ほどの供述と食い違いがみられます。 また、逮捕された19歳の女の供述などはまだ明らかになっていません。 あの日、橋の上の20分の間にどんなやり取りが交わされたのか。 警察は、容疑者2人の供述に矛盾はないか、村山さんを橋から転落させた状況を調べています。
北海道放送(株)
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