【阪神】藤川新監督、前川ら若手野手活躍に目細める「未来を感じさせてくれる」/一問一答
虎の希望に大興奮! 阪神前川右京外野手(21)が新監督の前で“1発回答”した。フェニックスリーグDeNA戦(ひなたひむかスタジアム)に「5番左翼」で先発。6回に「藤川新体制」での1号アーチとなる一時逆転の3ランを放った。前日17日のミーティングで藤川球児新監督(44)から直接ゲキを受けていた若武者が即答の一撃。新指揮官は大満足の様子で2日間の宮崎視察を終えた。 阪神藤川監督の一問一答は以下の通り ◇ ◇ ◇ -試合はいい部分も悪い部分もあった 「ピッチャーの西(純)と椎葉。課題はすごく見えたし、改善ができるなというふうには正直思いましたね。同じ投手として。この秋、元気な状態であれば、ピッチングコーチと一緒に、思い切って取り組んでいけば、この二人は改善できる。彼らが受け入れられればね。練習をしっかり投手として、いわゆる実りの秋にすると思い込んできてくれれば、思い切ってアプローチはかけられると思います。監督という立場なので、正直難しいですけれど、そこは彼らのためを思えばやらなければいけないんじゃないかと。方向性だけ見せればいけると思うんですよね。まずはそういう課題ですね」 -球団SAなどの立場から見ていたときに気になっていた部分がきょうも見えた 「いや、ピッチャーとしての立場ではなくて彼らがいま投げている投球スタイル、そこから出てくるボールを見たときにどうすれば改善できるかなというところを見ていて、改善が必要なところと、どういう方法でやればというのはある程度見えてはいるんですけど、それを投手コーチと話しして、メカニックな部分なので、今度は技術的なところで、秋だからこそ、自分も汗かいてやらせていただこうかなと思いますけどね。それは特別時間が必要かもしれないですけど。彼らが受け入れれば、ね」 -西純投手は藤川監督と同じ高卒入団。来年が6年目になると思うがこの時期だからこそ大事にしてほしいところは 「いや、こちらからおそらくアプローチをかけて、それを受け入れて、現状を自分が受け入れて、次の春は違う形で迎えたいと思うことろまで見据えることができたら、多分…多分じゃないな、その練習はできると思います。鍛錬というか、違う姿にはなってくると思うんですけどね」 -ピッチャーとしていろんなタイプがいると思うが、ボールを上からたたくというか、ちょっとシュート回転してしまうとか、そういった部分も含めて見ていくことになる感じか 「本人は、課題はあると思ってるでしょうし、シュート回転してるとかっていうのは多分投手コーチもわかってはいる…んだと思うんですけど、秋がしっかりあるんで、そこで見てからというか、直接本人と話しして、受け入れて、受け入れれば、指導していこうかなと。ピッチングコーチと一緒に、とは思いますけど」 -野手の方は 「最高ですね。もう…正直言うことがないというか、すごく、本当に未来を感じさせてくれるような攻撃。前川もすごく良かったし、1打席目レフトフライでしたけど、ね。6回でノーアウト一、二塁で進塁打を1軍だったら打つようなところ、昨日はちょっと打ったんですけど、そこで。それを思い切って振ってくれたんで、ホームランという結果になって、1軍でやるべきことと、今彼が取り組んでほしいことっていうのを、1発でこう答え出してくれたっていうのはうれしかったし、うれしかったというか、素晴らしいことだし。野口がその後ホームラン打ったんですけど、ずっとDHなんで、サイドでスイングで、自分で振る準備をしていたということで。準備の大切さも見えたし。全員ですね。他の選手も素晴らしかったですし。結果だけじゃなく。井坪も代打で出てきて打ったし。中川も三振でしたけど、1球1球のボールに向かっていく姿と言うのは本当に魅力的に映る部分が。解説していても魅力的に映っているような選手ですね」 -前川、井上を前日のミーティングで名前を出していたが、それを受けての今日の試合を見て 「彼ら2人だけというのは、今話したところまでかなと。結果が素晴らしかったので。誰が見てもよく見えるんですけど。全体的にふっと抜けたような攻撃を見せてくれたとうのは、やっぱり若々しいし、すっごい勢いを感じましたよね」