自転車の女性死亡「前をちゃんと見ていなかった」車と交差点で衝突 自転車側『赤点滅』車側『黄色点滅』か
和歌山県和歌山市の交差点で、車と自転車が出会い頭に衝突し、自転車に乗っていた70~80代の女性が死亡しました。 21日午前10時20分ごろ、和歌山市大谷の県道の交差点で「車と自転車の事故です。自転車に乗っている人がケガをしている」と通行人から通報がありました。
■『押しボタン式』の信号機 押されていなかったか 車側『黄色点滅』 自転車側『赤点滅』
警察と消防によると、交差点に東向きに入った車と北向きに横断していた自転車が出会い頭に衝突し、自転車に乗っていた70~80代の女性が頭を強く打ち、意識不明の重体で病院に搬送されましたが、死亡が確認されました。 警察によると、現場は『押しボタン式』の信号機がある交差点で、押しボタンは押されていなかったとみられます。 また、当時、車の進行方向にあった信号は徐行するなど注意して交差点に侵入する必要がある『黄色の点滅』で、一方、自転車側の道にある南北の信号は『赤の点滅』で一旦停止し、安全確認をして交差点に侵入することが必要な状況だったとみられます。
■「前をちゃんと見ていなかった。ブレーキが間に合わなかった」
車の運転手は警察の聞き取りに対し、「信号が『黄色の点滅』で東に車を走らせていたが、前をちゃんと見ていなかったので、自転車に気づいた時には、ブレーキが間に合わなかった」と話しています。 警察はドライブレコーダーの映像などから事故当時の詳しい状況を調べています。
関西テレビ