10階建てホテル倒壊 1人死亡、9人不明 アルゼンチン
(CNN) 南米アルゼンチンで10階建てのホテルが倒壊し、男性1人が死亡、9人が行方不明になっている。 地元自治体の発表によると、同国東部のビジャヘセルで現地時間の29日未明、10階建てのホテルが倒壊した。ビジャヘセルは首都ブエノスアイレスから約370キロに位置する海辺のリゾート地。 死亡したのは倒壊したホテルの隣の建物に住んでいた80歳の男性とみられている。男性のパートナーは救出されたが、2人の息子が現場にいたのかどうかは分かっていない。 現場には消防や警察が出動して、がれきの下敷きになったとみられる人たちの捜索を続けている。 ホテルでは市の規制に従わず「ひそかに」改修工事が進められていたとされ、行方不明者の中には建設作業員も含まれる。 現場からの映像によると、ホテル周辺の建物も、落下したがれきで壁が崩れるなど大きな被害が出ている。ホテルは巨大ながれきの山と化し、床が斜めに崩れて下の階を押しつぶしていた。 ホテルは1986年の開業で、改修や改築工事が行われていた。 一方、自治体の発表によると、許可なく改修工事が行われていたことが8月に発覚して作業は中断されていた。