節約アドバイザーが「衣替えをやらないのはNG」と考える理由 不要な衣類はアップサイクルでお得に処分も
季節の変わり目で行う衣替え。節約アドバイザー・ファイナンシャルプランナーの丸山晴美さんによると、節約的には衣替えを行わないのはNG。さらに丸山さんは、衣替えで出てきた「もう着ない服」にはアップサイクルを活用するのがいいと話す。どういうことか、詳しく教えてもらった。 【写真】衣替えが大事なのは「持っている服を把握する」ため、そのイメージ写真
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衣替えをしないのは節約的にNG
面倒だからと衣替えをしないでいると、自分が持っている服をきちんと把握できません。服はたくさんあるのに「着る服がない」と感じて新しい服を買っても、後から同じような服が何着も出てきたりと、余計なコストを支払うことになりかねません。 衣替えは服の在庫確認のタイミングと考え、自分が持っている服の数や状態を確認するようにしましょう。 ◆もう着ない服の処分は「アップサイクル」の活用がおすすめ 衣替えで出てきたもう着ない服は、せっかくなら「アップサイクル」を活用してみてはいかがでしょうか。アップサイクルとは、捨てられるはずだった製品に手を加えて、新しい製品に変えること。 小売店の店頭などに自社商品の回収ボックスなどが置かれていることがありますが、このボックスに不要な洋服などを入れれば、企業側は新しい製品に生まれ変わらせます。 ◆アップサイクルで特典やポイントをもらえることも アップサイクルはさまさまな企業で行われており、企業によっては特典やポイントをもらえることもあります。例えば、無印良品では下着、靴下、靴、バッグを除く自社の衣料品全般の店頭回収を行っており、期間中にアップサイクルに参加すれば、「3000MUJIマイル」がもらえるキャンペーンなどを行っています。 オンワード樫山でも、自社衣料品の回収1点につき、500円相当のオンワードグリーンポイントがもらえるアップサイクルを行っています。オンライン回収も行っているため、近くに店舗がない場合でも回収してもらうことができます。 ◆H&Mや洋服の青山は他社製品も回収 アップサイクルは自社製品に限定している場合が大半ですが、他社製品も回収している企業もあります。H&Mでは他社製品も含め、靴下やジャケットなども含む衣類全般と、タオルやシーツ、カーテン、ラグなどのホームテキスタイルを回収しています。レジ袋や紙袋などに入れて店頭に持ち込めば回収してもらうことができ、1袋につき500円オフのクーポン券ももらえます。ただし、1日最大2袋の制限があるので注意しましょう。 洋服の青山でも、他社製品を含めて、メンズスーツやワイシャツなどのフォーマル衣料品を始め、ネクタイやベルト、靴などの小物類やレディース衣類まで回収しています。アップサイクル利用時にスタッフへ声掛けすれば、当日から使える10%オフのクーポン券ももらうことができます。