パリ五輪選手団が東京で700m行進パレード開催へ「支えてくれた方への感謝」JOC尾縣専務理事が趣旨説明 16年リオ大会以来
日本オリンピック委員会(JOC)と日本パラリンピック委員会(JPC)は11日、今夏のパリ五輪・パラリンピックの日本選手団によるパレードを今月30日に東京都中央区の日本橋で開催することを発表した。参加選手は未定だが、メダリストだけでなく代表選手が対象。午前9時半から11時までの予定で、コレド室町テラス大屋根広場で出発式を行った後、日本橋中央通りの約700メートルのコースを行進する。 パリ五輪で日本選手団団長を務めたJOCの尾縣貢専務理事は都内で取材に応じ、「なかなか感謝を形として(表現)できなかったので、五輪、パラリンピックを支えてくれた多くの方々に対する感謝のイベントとしてやる」と趣旨を説明した。 日本選手団としては16年リオデジャネイロ大会の後、同年10月に東京・銀座でパレードを行っているが、21年東京五輪はコロナ禍もあって未実施。8年ぶりのパレードとなるが、尾縣氏は「(趣旨は)ちょっと違う。(リオ後は東京大会の)機運醸成等々(の意味)があったが、今回は(純粋に)感謝の気持ちを表すイベント。リオは(次に)東京五輪が控えていて、感謝の気持ちと(東京五輪を)これから盛り上げていく、いろんなこと(意味合い)があったので」と、あくまでパリ大会の感謝を込めるイベントだと強調した。