AKB48 18期研究生工藤華純「オーディションに合格して嬉しかったんですけど、お母さんには『行かないで』って泣かれちゃいました」【連載 なんで令和にAKB48?】
――18期生オーディションは何で受けようと思ったんですか? 工藤 小さい頃からアイドルに憧れはあったんですけど、なれるわけないとか、どうせ受からないみたいな、はなから諦めていて。でも高2で進路を決める時期になって、人生のひとつの分岐点で、どうしようか考えたときに、アイドル以外になりたいものがないなと思って。じゃあ今受けるしかないと。18期生のオーディションがダメだったら、普通に大学に進学していたと思います。 ――アイドルになるラストチャンスだったわけだ。 工藤 だから、気持ちが全然違いました。ダンス審査で全然うまくできなくて、もうダメだと思って、他のコがやってるときに外で泣いちゃったり。その次の日は学校だったんで、目が腫れたまま行ったり。 ――クラスメイトから何か言われなかった? 工藤 めっちゃテンション下がってたし、無口だったので、「どうしたの?」って聞かれるんですけど、何でもないよって。オーディションを受けてること言ってなかったので。 ――内緒にしてたんですね。オーディションに合格してどうでしたか? 工藤 信じられなかったです。「マジで?」みたいな。家族もすごい喜んでくれたんですけど、お母さんは「行かないで」ってめっちゃ泣いてました。たぶん東京にひとりで行かせたくなかったんですよ。 ――いつも送り迎えして、すごく大事にしてくれたお母さんですもんね。どうやって説得したんですか? 工藤 でも私の夢は応援してくれるお母さんだったので、「行かないで」って言いつつも、「頑張ってね」ってなりました。 ――AKB48に合格したことは友達に言ったんですか? 工藤 家族にしか言ってないです。 ――でも東京へ行かなきゃじゃないですか。 工藤 転校することを言ったら、友達は悲しむだろうなと思ったので、3日前ぐらいに「転校します」って。悲しい期間は長いよりは短い方がいいかなと。 ――前もって言ってくれたら、思い出づくりとか。 工藤 会えない距離でもないから。それを自分にも言い聞かせて上京しました。(後編に続く) 【連載「なんで令和にAKB48?」は木曜日更新。レッスンの苦労や、今の目標を語る後編は8月22日公開!】 ●AKB482005年(平成17年)12月8日、秋葉原のAKB48劇場で1期生お披露目。2022年(令和4年)5月4日に17期生、2023年4月9日に18期生、2024年3月17日に19期生がデビュー。AKB48 64thシングル『恋 詰んじゃった』が絶賛発売中! ドラマ『星屑テレパス』(テレビ東京ほか)毎週火曜24:30~放送中! 「AKB48劇場工事中出張公演」が9月2日よりスタート!! 最新情報は公式ホームページをチェック ●工藤華純(くどう・かすみ)2005年6月15日生まれ 大分県出身身長159cm 血液型=O型Nickname=かすみん公式X【@kasumin_akb48】公式Instagram【@kasumin_akb48】 取材・文/関根弘康 撮影/篠田直人
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