LME銅、3週間ぶり安値から反発-中国製造業の民間指標を好感
(ブルームバーグ): 3日のロンドン金属取引所(LME)の銅相場は上昇。中国の製造業活動を測る民間指数が5月にほぼ2年ぶりの高水準を記録したことを好感した。前週末は3週間ぶり安値で取引を終了していた。
3日発表された5月の財新製造業購買担当者指数(PMI)は51.7と、4月の51.4から上昇。国家統計局が先月31日に発表した5月の製造業PMIは予想外の縮小を示していた。規模が小さめで、輸出型の企業を中心とする財新PMIと、統計局の指数はそれぞれカバーするサンプル規模や地域、業種が異なる。
LMEの銅相場は先月に1トン=1万1000ドル台の過去最高値を付けていたが、それ以降は投資家が中国の長引く需要低迷の兆候に注目する中、下落基調にあった。
銅は前週末比103ドル高の1万143ドルで終了。アルミニウムも上昇したが、ニッケルとスズは下落した。
原題:Copper Rises From Three-Week Low After China Factory Boost、LME 3-Month Copper Closes Higher; Tin Drops (抜粋)
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