北関東某所にそびえる 欲望がつまった「ポツンと一軒風俗ビル」に潜入!
国道添いにポツンと一軒、風俗ビル! どこか昭和初期の哀愁すら感じさせるビルが、北関東のある都市に存在する。 【写真】北関東にそびえるポツンと風俗ビルの全貌…! 国道を車で走っていると、そのビルは見えてくる。ビルの隣には商業施設があり、夜9時を過ぎても地元住民の姿が散見されるのだが、当該ビル前に着くと一転して、県外ナンバーの車が増えた。周囲とは一線を画すこのビル、その正体を地元住民が明かす。 「上から下まで中国、韓国系のマッサージ店が入っていますが、その多くで本番行為が行われる”違法風俗ビル”だと言われています。一昔前に流行し、今では見かけなくなったマンションヘルスみたいなものでしょうか。テナントの摘発が繰り返されており、何度かビルの業態が変わっていますが、今の形態になってから20年くらい経っているんじゃないかな。昼間から深夜3時頃まで営業していて、北関東各地から訪れる客も多い。地元では『なぜこんなところにポツンと巨大風俗ビルがあるんだろう』と言われています」 実際にビルに足を踏み入れると、1階がピンクサロン、2階のみテナントが空いているが、3階から8階まではマッサージ店が入っていた。経年劣化が進んだビル特有のカビ臭さを感じながら階段を登っていくと、その怪しさは一層増していく。 店舗の前には防犯カメラが設置されており、かたく扉が閉ざされたテナントもあれば、なぜか韓国アイドルの写真が入り口に散りばめられている店もあった。最も客が多かった店舗に入ってみると、以下のような説明が始まった。 ・このビルで働く女性は上海など中国本土や台湾出身者、韓国など様々な国籍の人がいる ・10代の女子大生から30代まで幅広い年齢層が在籍している。若い人が多い(店のママ談) ・1人しか従業員がいない店もいれば、6人ほどいる店もある ・値段は60分13000円程度から ・基本的にどの店もサービス内容は同じ 店内は薄暗く、少しピンクがかった照明が目を刺激する。サービス内容について聞くと、慣れた口調で以下のように続けた。 「それは最後までスケベ、最後まで。あなた、気持ちいいよ。体ぜんぶ気持ちいい。絶対に満足するから、今なら女の子も選び放題よ」 利用者がいるのか、店内からはシーツが擦れたような雑音が聞こえてきた。本誌取材班は何とも言い難い不安にかられ、足早にビルを離れた。 なぜこんな人目につく国道添いに、堂々と風俗ビルが鎮座しているのか。地元の風俗店関係者がこう明かす。 「今から20年ほど前、太田や伊勢崎などの『一発屋』と呼ばれる1万円ほどで遊べる違法風俗の摘発が行われた。以降、北関東から気軽に遊べる裏風俗店が姿を消してしまった。それら、風俗に対する規制の厳しい地域の人々がこのビルで遊ぶようになったというわけです。はじめは海外風俗のような物珍しさからアングラ志向の客が多かったのですが、だんだん一般層に定着していき、今では週末の夜は客でいっぱいですよ。サービスがいい、と満足度も高い。ただ、家族連れが多いエリアなので、地元の人たちは決して良く思っていないのも確かです。老朽化も進んでいるから、ビルの存続には不安が残ります」 昭和の遺物ともいえるビルは、今後もこの地に残り続けるのだろうか――。
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