「令和の米騒動」つづく…食卓・給食を直撃 1.3倍~1.5倍でコメ価格高止まり さらなる値上げの可能性
今年の夏、猛暑の影響などにより起こったコメ不足「令和の米騒動」。 新米が出回れば解消していくかに思われましたが、依然、コメの価格は高止まりしています。いったいなぜ?そして、今後は一体どうなるのでしょうか。 【写真を見る】「令和の米騒動」つづく…食卓・給食を直撃 1.3倍~1.5倍でコメ価格高止まり さらなる値上げの可能性 1993年、記録的な冷夏によるコメ不足に伴い、タイなどからコメを輸入する事態にもなった「平成の米騒動」からおよそ30年。 令和となった今年も記録的な猛暑やアフターコロナのインバウンド回復の影響で、「令和の米騒動」とも呼ばれる深刻なコメ不足が問題となりました。 新米が収穫されると解消されるかと予想されていましたが実際はどうなっているのでしょうか。 記者 小村ののか 「一時期と比べるとお米は十分用意されていますが秋で新米の季節になっても値段はまだ高いままとなっています」 売り場の棚が空っぽという状況ではありませんが、どの商品もかなり高値となっています。 まるごう東福原店 竹下夏海 副店長 「昨年に対して大体130パーセントから140パーセントくらい、10キロのお米でいうと1000円から1500円くらいは値上がりしている状況です」 これにはもちろん、買い物客も。 買い物客は 「どこ見ても去年よりだいぶあがっとるで、だけんなかなかコメが食えんくなった。この前見ても5キロが3000円近くしとったね、ひえーだがん。」 「びっくりしてます。うちは5キロずつ買うんですけどだいぶ高くなっているので。下がってくれることを願ってるし本当にもっとこれ以上上がったらどうしようって思いますよね」 そして、スーパーではこんな工夫も。 まるごう東福原店 竹下夏海 副店長 「今までは島根とか鳥取の山陰両県のお米を中心に取り扱いしていたんですが、今は産地を限らずに全国に広げて秋田や新潟などいろいろな産地からお客様の手に届くように商品の手配はさせていただいています」 影響を受けているのはスーパーだけではありません。 「いただきます。」 そう、給食です。 学校の現場でも異例の値上がりに四苦八苦しています。