阪神 オープン戦開幕3連敗も岡田監督涼しい顔「収穫も何も、実戦に慣れていくいうことやろ」
「オープン戦、中日4-1阪神」(25日、Agreスタジアム北谷) キャンプ最後の実戦は中日に4安打1得点と封じ込められた。阪神は、二回に坂本の適時打で先制したが、才木と石井が2失点で逆転負け。オープン戦の開幕3連敗は矢野監督時代の19年以来で、岡田政権では07年以来のワーストタイ記録となった。 【写真】選手交代を告げる岡田監督 勝敗は度外視される時期で、不安要素が表出したわけでもない。収穫と課題を問われた岡田彰布監督(66)は「アカンとこは、点取られたピッチャーがアカンとこや」と苦笑い。「収穫も何も、実戦に慣れていくいうことやろ。それのスタートやったいうことやろな」と涼しい顔で振り返った。 気がかりがあるとすれば控え組のアピール不足か。スタメンこそ主力組が並んだが、冷たい強風と気温15度前後という寒さもあって、岡田監督は早々に近本ら主力を交代させた。だが、代わって打席を与えられた打者が連日のように沈黙。井上、小野寺、福島ら若虎に加え、経験豊富な渡辺らも精彩を欠いた。 開幕は約1カ月後とはいえ、アピールの時間は限られている。連覇には欠かせないチーム力の底上げ。控え組の奮起が期待される。