運転士のとっさの判断 一歩間違えば命に…列車と高齢女性が衝突 直前に急ブレーキ 命に別条なし
長野県須坂市の長野電鉄の線路内で列車と高齢女性が衝突する事故がありました。運転士が女性に気づきブレーキをかけスピードが落ちていたため、女性はけがをしたものの命に別条はないということです。
事故があったのは、長野電鉄の須坂駅と日野駅の間にある蒔田踏切の近くです。 22日午前11時半過ぎ、長野駅から須坂駅に向かっていた列車が線路内にいた市内の72歳の女性と衝突しました。 女性は手などをけがして病院に搬送されましたが、会話ができる状態だということです。
一歩間違えれば命に関わる事故、運転士のとっさの判断で助かりました。 警察によりますと、女性は踏切からおよそ17m離れた線路内でかがみこんでいたということです。 運転士が直前で女性に気づき、急ブレーキをかけました。 列車は女性にぶつかりましたが、スピードがかなり落ちた状態だったということです。
乗客・乗員にけがはありませんでした。 警察はなぜ、女性が線路内に侵入したかなど詳しく調べています。