10モデルを大公開!「1ルアー1ロッド」一つのテクニックを追求した最適解ロッドたち
2022年にスタートしたバスタックルブランドのグラスルーツが、ついにロッド「エンゲージ ナイヴス」をリリース。ロッド開発担当の村中義明さんにお話を伺うとともに、全ラインナップを紹介しよう。 [写真]「1ルアー1ロッド」明確なコンセプトが見えるエンゲージ ナイヴスのスペックと価格
村中義明
むらなか・よしあき/これまで数多くのバスロッドをプロデュースしてきたロッド開発職人。各マテリアルの特徴を熟知し、原理原則に適ったロッドビルドを信条とする。国内トーナメントにも長年出場してきたベテランアングラーでもある。
1ルアー1ロッドが今の竿作りの最適解
グラスルーツの特徴のひとつが、その多彩なプロスタッフたち。 村中「沢村幸弘さんを筆頭に、多くの才能あるスタッフに恵まれました。テストではスタッフ全員にサンプルを渡して意見交換をしながらロッドを作っていきました。トーナメンター中心のサポート体制になっていますが、トーナメントにかかわらず、クランクベイトならクランクベイト、ソフトベイトならソフトベイト、それぞれのルアーが使いやすいロッドという、ルアーやテクニックに向かい合ったロッドの作り方をしています」 エンゲージ・ナイブスのシリーズ構成は10本、どれもが尖ったコンセプトを持っている。 村中「オカッパリロッドは1本でなんでもできるロッドをイメージするかもしれませんが、実際にオカッパリアングラーの話を聞いてみると、みんなテーマを持って釣りをしている。ビッグベイトにこだわる人もいれば、ライトリグを極めたい人もいる。竿1本でなんでもやろうというアングラーは最近減っているような気がしますね。ひとつのルアー、ひとつのテクニックを追求したロッドビルドが、今は最適解かなと思っています。そして、メーカーとしてロッドのラインナップを増やしてくると、特化型ロッドだけどオカッパリでオールマイティに使えるよねっていうロッドも出てくる。ベイトの68Mはスピナーベイトもできるしカバーもできます。みなさんも自由な発想でこのロッドたちを使ってもらえたらと思います」 ◆全国10人を超す個性的なプロスタッフ 沢村幸弘/成田紀明/横井丈史/金井俊介 グラスルーツのプロスタッフは、トップトーナメンターの沢村幸弘さんを始め、こだわりの強いローカルプロたちが揃っている。多彩なアングラーが意見を出し合い、それを妥協なく形にしているのがエンゲージ・ナイヴスだ。