トンプソンがプレシーズンで不調も、マブス指揮官は「ゲームで正しいプレーをしている」
今夏の6チームが絡んだ大型サイン&トレードで、ゴールデンステイト・ウォリアーズからダラス・マーベリックスへ移籍したクレイ・トンプソンが、新天地でプレシーズンゲーム2試合へ出場した。 ただ、10月11日(現地時間10日、日付は以下同)のユタ・ジャズ戦こそ3ポイントシュート成功率60.0パーセント(3/5)の計10得点に3アシストを残すも、15日のロサンゼルス・クリッパーズ戦では9本のショットすべてを落としてしまい、無得点に3リバウンド1アシスト1ブロックと不発に。 34歳のベテランウイングは、プレシーズンゲーム2試合を終えて平均19.7分5.0得点1.5リバウンド2.0アシストにフィールドゴール成功率16.7パーセント(3/18)、3ポイント成功率27.3パーセント(3/11)と苦しんでいる。 といっても、マブスのジェイソン・キッドHC(ヘッドコーチ)は特に心配していないようだ。16日に地元メディア『Dallas Hoops Journal』へ公開された記事の中で、トンプソンについてこう述べていた。 「彼は今でもスーパースターだし、将来殿堂入りする選手だ。それにゲームで正しいプレーをしている。14年目(実働は12年目)のシーズンになるけど、クレイはものすごくハードに練習している。新たなシステムで、彼はそれを受け入れている。彼のシュート力、リーダーシップ、優勝経験は我々がまさに求めているものであり、彼は今シーズンのチャレンジに向けて立ち上がっているよ」 マブスは18日にミルウォーキー・バックスとのプレシーズンゲーム最終戦をこなし、25日のサンアントニオ・スパーズ戦でレギュラーシーズンが開を開ける。 新たな環境で練習に励むトンプソン。指揮官は「あくまでプレシーズンだ。彼はディフェンスとオフェンスの両面で、新しいグループと一緒に練習を重ねている。今は我慢して、練習へ取り組み続けていくことだ」と評していた。 ルカ・ドンチッチ、カイリー・アービング、PJ・ワシントン、ダニエル・ギャフォードとともにマブスでスターターに入るトンプソン。NBAキャリアで初の移籍を経験し、新チームで奮闘するベテランが、これからどんな仕上がりを見せていくかを楽しみに待ちたいところだ。
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