Juju、TGM Grand Prixからスーパーフォーミュラ参戦決定「今後の女性レーシングドライバーの良きロールモデルに繋がるよう頑張る」
TGM Grand Prixは、2024年の全日本スーパーフォーミュラ選手権で、Juju(野田樹潤)を起用することを発表した。 【ギャラリー】女性ドライバーのF1での獲得ポイントは合計0.5……次にF1に辿り着く女性は誰か? Jujuは昨年12月に鈴鹿サーキットで行なわれたスーパーフォーミュラの合同テスト/ルーキードライバーテストに参加し、3日間を走行。2日目には首位から2.2秒落ちのタイムを記録するなどした。 なおJujuはTGM Grand Prixの53号車をドライブすることになるという。 「2024年シーズンのレギュラードライバーにJuju選手を迎え参戦出来ることを大変うれしく思います」 TGM Grand Prixの池田和広チーム代表は、そうコメントを寄せた。 「先日行なわれた公式テストでは、私たちの予想をはるかに上回るパフォーマンスを披露してくれました。Juju選手がこれまで培ってきたスピード感覚には非凡な才能があり、スーパーフォーミュラへステップアップする資格が十分であることを証明してくれました」 「しかし、ここからが本当の戦いです。フィジカルの鍛錬、レースに対するアグレッシブさ、技術的な理解力、車両バランスへのフィードバックなど、真のトップドライバーとなるためJuju選手自身には一層の努力が必要とされます」 「もちろん、私たちにもJuju選手の才能を更に開花させるための努力が求められています。これまで様々な選手と接して培ってきた経験とデータを活かし、Juju選手をバックアップすることが出来れば、そこから得られる結果は、Juju選手にとって、チームとって、そしてモータースポーツ界にとっても大きな財産となることでしょう。皆様も、ぜひこの夢と未来に向けたチャレンジを一緒に応援して下さい」 またJuju本人も、スーパーフォーミュラ参戦に際して、次のようにコメントした。 「スーパーフォーミュラの参戦が決まって嬉しいです。大きなステップを踏むことになり、楽しみと不安が入り混じっているというのが今の気持ちです」 「国内のトップドライバーや世界で結果を出し、今後の活躍も期待される外国人ドライバーといった、経験値では遥かに及ばない先輩方と同じレースを走ることができて夢のようですし、沢山のことを学ばせて頂ければと思いますし、失敗を恐れずに楽しみたいです」 「女性にはトップカテゴリーで活躍するのは無理という意見もありますが、それは実力だけの問題ではなく、レギュレーション自体にも問題があると考えます」 「この参戦が女性にとっても、よりイコールとなるようなルールの見直しであったり、色々なネガティブなステレオタイプの払拭につながればと願います」 「男女平等参画社会やジェンダー問題と言ったことが現社会で注目されるような時代に沿ったスーパーフォーミュラになれば、国内自動車レースの更なる発展にもつながると考えておりますし、今後の女性レーシングドライバーの良きロールモデルに繋がるように全力で走ります」 なおJujuは2024年、スーパーフォーミュラへの参戦と並行して、欧州のBOSS GP CHAMPIONSHIPにも参戦することを決めている。 またTGM Grand Prix今回53号車のJujuの参戦決定のみを発表。55号車のドライバーについては、未定のままとなっている。
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