【週末J2まとめ】岡山と仙台が接戦をものにして上位に浮上。徳島は秋田に敗れて開幕3連敗を喫す|Jリーグ
【国内サッカー ニュース】明治安田J2リーグは、3月9日から10日にかけて第3節が開催。第3節にして3連勝チームがなくなり、徳島ヴォルティスが唯一の3連敗となった。 【ベガルタ仙台|第1節-3節ダイジェスト】森山佳郎新監督率いる“新生ベガルタ”!想いはひとつ、今季こそJ1昇格!
やはり今季のJ2リーグも予想は困難だ。前節まで開幕連勝だったヴァンフォーレ甲府、モンテディオ山形、清水エスパルスの3チームが、FC栃木、横浜FC、V・ファーレン長崎にそれぞれ敗戦。順位を下げることとなっている。 そんな中、首位に立ったのはファジアーノ岡山だ。ここまで1勝1分と安定した戦いを見せていた岡山は今節、レノファ山口FCと対戦した。試合は立ち上がりから拮抗した展開ですいい。山口が積極的にミドルシュートを狙っていけば、岡山もセットプレーなどからゴールに迫っていく。 終盤に入っても一進一退の攻防が続く中、均衡が破れたのは84分だった。田部井涼が蹴ったCKをファーサイドで柳育崇が合わせると、一度はGKにはじかれたが、こぼれ球を田中雄大が押し込んで先制に成功した。結果的にこれが決勝点に。岡山が勝負強さを発揮して勝ち点3をつかみ取った。 岡山に続いたのはベガルタ仙台。水戸ホーリーホックと対戦した試合は、互いに攻め合う中で終盤までもつれる展開となる。序盤こそ水戸が攻勢をかけて行ったが、徐々に仙台がペースを掴んで攻略。それに対して水戸は粘り強い守備で対抗していった。 後半は水戸が攻勢を強める中、仙台は集中した守備で跳ね返し続けると、スコアが動いたのは76分だった。左サイドでボールを受けた相良竜之介が巧みにGKの頭上を突き、大きな先制点を奪った。終盤、相手の猛攻に対して守りを固めた仙台はそのまま逃げ切りに成功。今季初の連勝で順位を2位としている。 苦しい状況が続いているのは徳島だ。同じく連敗スタートのブラウブリッツ秋田と対戦した試合は、立ち上がりから動く。6分、エウシーニョの折り返しに対して渡大生が詰めると、相手のオウンゴールを誘発する形で先制点を奪った。ただ、そこから攻めようとしたものの、相手の堅守の前になかなか攻撃を繰り出せず。前半を1-0で折り返した。 すると、後半は相手の攻勢に押し込まれる。68分にFKから佐藤大樹がゴールネットを揺らして試合を振り出しに戻されると、84分にはCKの流れから小野原和哉に逆転弾を献上。そのまま敗れ、秋田が今季初勝利を飾った一方、徳島は3連敗となった。 そのほかでは、ジェフユナイテッド千葉がザスパクサツ群馬に快勝して連勝で3位に。山形に勝利した横浜FC、藤枝MYFCに勝利した大分トリニータが無敗のまま順位を上げている。 ■J2リーグ第3節 結果 いわき 3-1 鹿児島 横浜FC 2-0 山形 甲府 1-2 栃木 徳島 1-2 秋田 仙台 1-0 水戸 藤枝 0-1 大分 岡山 1-0 山口 長崎 4-1 清水 愛媛 2-3 熊本 群馬 1-3 千葉