ASBクラシック

大坂なおみ(画像は2024年シーズン)[画像/ゲッティイメージズ]

女子テニスのASBクラシック（ニュージーランド/オークランド、ハード、WTA250）は30日、シングルス1回戦が行われ、第7シードの大坂なおみが予選勝者で世界ランク220位のL・グルシュコ（イスラエル）を6-4, 6-4のストレートで破って今シーズン初戦を白星で飾り、2回戦進出を果たした。 【大坂なおみ、日比野菜緒ら ASBクラシック組合せ】 27歳で元世界ランク1位の大坂は2022年末にツアーを離れ、2023年に娘を出産。2024年に復帰を果たすと、安定した成績を残し世界ランキングなしからスタートしたシーズンを世界ランク58位まで大きく上げて終えた。 大坂にとってこの大会は2025年シーズンの初戦。また、ツアー大会にシードとして出場するのは2022年の全豪オープン（オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム）以来、約3年ぶりとなる。 初の顔合わせとなった両者。第1セットの序盤こそ硬さの見える大坂だったが、第3ゲームではラリーを制し初のブレークを奪うと、サービスゲームでは強烈なサーブを中心にグルシュコの反撃をゼロ抑える。ゲームカウント5－4となった時点でグルシュコは腰・腹部付近の違和感のため、メディカルタイムアウトを取得して一度コート裏で治療を行った。 再開後も集中力を切らさなかった大坂はセットポイントでフォアハンドウィナーを放ち先行した。第2セットでも主導権を握り続けた大坂は、第3ゲームでブレークに成功しリードする。直後の第4ゲームでは40－30から3ポイント連取を許してブレークバックされるとその後は互いにサービスゲームをキープし終盤へ。大坂の3－4で迎えたときにはグルシュコが再びメディカルタイムアウトを取得しマッサージを受けた。すると、第9ゲームでブレークチャンスを掴むと、最後は鋭いフォアハンドのリターンエースを決め2度目のブレーク。続く第10ゲームのサービング・フォー・ザ・マッチを取り切り、1時間25分で勝利した。 今季の初戦を白星で飾った大坂は2回戦で世界ランク158位のL・ロメロ=ゴルマス（スペイン）と同470位のJ・グラバー（オーストリア）のどちらかと対戦する。