40代からの「いらない美容法」ワースト5。ケアしているつもりが“実は逆効果なNG習慣”
3. 若い世代向けのプチプラスキンケア製品の使用
10代~20代向けのスキンケア製品は、肌の水分量や皮脂分泌を調整する目的が多く、40代以降の肌に求められるエイジングケア成分(コラーゲン、セラミド、レチノールなど)が不足しています。 ◯「こんな状況に覚えはありませんか?」 45歳のCさんは娘と同じプチプラ化粧水を使い続けていましたが、肌の乾燥がひどく、細かいシワが増えてしまったとのこと。特に冬場になると粉を吹くようになり、さらにしっとりタイプを重ね塗りする悪循環に。 娘さんの肌悩みと私たち世代の悩み全然違うということを知っておこうね。 代わりにおすすめ: 年齢に応じたエイジングケア製品を取り入れましょう。特にセラミドやヒアルロン酸、レチノール配合の美容液をナイトケアに追加することで、肌のハリを保ち、乾燥から守る効果が期待できます。 また、朝はビタミンC誘導体を含む化粧水を使うことで、紫外線対策とともにシミやくすみの予防もできます。
4. シリコン系トリートメントの多用
シリコン系トリートメントは、一時的に髪の表面を滑らかにしますが、40代以降の髪には「軽さ」や「根元からの強化」が必要です。毛根を塞いでしまい、髪全体が重くなり、ふんわりとしたボリューム感が失われやすいです。 ◯「同じような悩み、感じていませんか?」 52歳のDさんは毎日シリコン配合のトリートメントを使用していましたが、髪の毛がペタッとし、ボリューム不足に悩むようになりました。さらに、頭皮のかゆみも気になり、健康な髪が生えにくくなってしまいました。 代わりにおすすめ: ノンシリコンのトリートメントや、ケラチン・プロテイン配合の製品を使いましょう。特にアルガンオイルやホホバオイルを使ったヘアケアは、髪を軽く保ちつつ、ツヤを与える効果があり、自然なボリューム感を引き出してくれます。
5. 過剰なフェイスマッサージ
強い力でのフェイスマッサージは、特に目元や頬の薄い肌を傷つけ、シワを深くしてしまうことがあります。力を入れすぎると逆にたるみを引き起こすことも。 ◯「心当たりはありませんか?」 わたしのYouTubeでも、コメントで<「引き上げ効果」を期待して毎日頬を引っ張るマッサージをしていましたが、かえって頬のたるみが目立つようになり、シワも深くなってしまいました>とのご意見もよく頂きますが、乾燥肌の状態では肌が硬くなり、動きずらい状態になってしまいますので、しっかり皮膚をやわらかくしてから行うことをおすすめします。 代わりにおすすめ: 優しいリンパマッサージを使って、軽い圧でケアすることです。特に目元や口元は、専用のアイクリームを塗りながら薬指で優しくマッサージすることで、シワ予防や血行促進効果が期待できますよ。
「いらない美容法」を取り除き、年齢に応じた美しさを
40代、50代になると、自分の体や肌の変化に合わせたケアが大切です。「いらない美容法」を取り除き、効果的な代替法を選ぶことで、年齢に応じた健康的な美しさを一緒に引き出しましょう。 <文/SHOKO> 【SHOKO】 ヘアメイクアップアーティストとして1994年より雑誌のビューティー企画や広告・CM・舞台・TVで活躍。50歳から始めたYouTubeチャンネル「SHOKO美チャンネル」では、スキンケア・メイクアップ・エイジングケアなどについて発信。 著書に『1秒で惹きつける人になる 読むだけで「最高の自分!」大人の美容BOOK』(KADOKAWA)
女子SPA!