石破首相は9日、衆議院が解散されたあと、初の外国訪問としてラオスを訪れています。まもなく、ASEAN＝東南アジア諸国連合との首脳会議に出席します。 現地から中継です。 石破首相は、まもなく国際会議場に到着する予定です。ある外務省幹部は「石破外交の実力は未知数だ」と話す中外交デビューで、どんな石破カラーを出すのかに注目です。 石破首相は、日本時間午後1時からASEANとの首脳会議に出席します。 ASEANにはタイ、インドネシアなど東南アジア10か国が加盟しています。中国が覇権的な動きを強める中、地域の安全保障面、そして、6.7億の人口を抱える市場として、経済面でも重要度を増しています。 今回の石破外交のポイントは2つです。 1つ目は、日本企業が投資先として注目する、ASEANとの連携強化をどこまで図れるか。 2つ目は、10日夜に予定されている中国・李強首相との首脳会談で、関係改善にむけた糸口をつかめるかです。 ある外務省関係者は、ASEAN諸国や中国は「石破首相の持論であるアジア版NATOなどに警戒感をもっている面もある」と話しています。 一方で、石破首相自身「今回の訪問では話さない」としています。別の政府関係者も「まずは安全運転でのスタートとなるだろう」と話しています。 就任からきょうで10日、初となる外国訪問でどこまで存在感を示すことができるかが問われています。