「優しさが刺さる」大谷翔平の会見に駆けつけた“仲間たち”…新天地での“総スカン回避”に集まる安堵
3月26日、ドジャースの大谷翔平が、元通訳・水原一平氏による違法賭博問題について会見を開いた。 【そらこんな顔なるわ】インタビューで水原氏が見せていた“表情” 20日に電撃解雇された水原氏は、米メディア「ESPN」で、違法賭博による負債が450万ドル(約7億円)にもふくらみ、大谷の資産で返済したと報じられていた。26日、会見に登場した大谷は、「結論から言うと、彼が僕の口座からお金を盗んで、なおかつ皆に嘘をついていた」と語った。 当初、水原氏は大谷の代理人に「友人の借金の肩代わり」と支払い内容を説明していたという。その後、メディアからの取材依頼があると、代理人に対し、借金は自身がつくったものと話し、「大谷が肩代わりした」と語ったという。 だが、大谷は「これらはまったく、すべてが嘘だった」と発言。「問題を初めて知ったのは、韓国第1戦が終わった後のチームミーティングです」と明かし、「一平さんがギャンブル依存症だと知らなかったし、彼が借金をしていることはもちろん知りませんでした。彼の借金返済に同意していませんし、ブックメーカーに対して送金をしてくれと頼んだことも、許可したことももちろんないです」と語った。 試合後のホテルで、水原氏からこれまでの所業を打ち明けられたという大谷。「正直ショックという言葉以上の、うまく言葉では表せないような感覚で1週間過ごしてきた」と心境を明かしている。 会見には、大谷だけでなく、ドジャースのスタン・カステン球団社長や運営部長、ロバーツ監督のほか、チームメイトの愛称「キケ」ことエンリケ・ヘルナンデス、ジョー・ケリーらが会場で見守っていたという。 2023年12月に入団会見をおこなったばかりで、まだ大谷にとってドジャースは“新天地”といえる場所だ。入団早々に起きた大騒動で、水原氏を失い、大谷のチーム内での孤立を気にする声も多かった。 だが、あらためてチームの絆が確認される機会となったようだ。この日の試合の実況解説者は、会場で大谷が「何してるの?」という表情をすると、キケが「ラテン語通訳するために来たんだ」と返していたと明かしている。 新天地での“総スカン”を回避した大谷。SNSでは、メンバーたちの気遣いに感謝する声があふれている。 《キケのユーモアとかっこよさと優しさが共存するジョーク最強だな だいすき》 《エンゼルスメンバーもあったかいだけど、ドジャースメンバーもあったかい~大谷サンは1人じゃない》 《皆が大谷翔平を信じてた!キケの優しさが刺さる》 《大谷さんがこれまで積み上げてきた徳と人間性で信頼が崩れることはない チーム、ファン、メディアからもあたたかく迎えられているようで本当によかったです》