志朗が田丸辰との緊迫感あふれる心理戦を制し初防衛「これで胸を張ってRISE世界チャンピオンと言えます」【RISE】
RISEのビッグマッチ「RISE WORLD SERIES 2024 YOKOHAMA」(9月8日、神奈川・横浜BUNTAI)のメインイベントで「RISE世界バンタム級(-55kg)タイトルマッチ」が行われ、王者・志朗(BeWELLキックボクシングジム)が田丸辰(TRY HARD GYM)を相手に初防衛戦に臨んだ。試合は緊張感のある心理戦を繰り広げた末に3-0の判定で志朗が勝利を収め、初防衛に成功した。 2人は「RISE ELDORADO 2024」(3月17日、東京・東京体育館)のメインイベントで今回同様、志朗に田丸が挑戦する形で対戦したのだが、1R終盤に起きたバッティングで志朗が鼻骨を骨折。2R開始直後にドクターチェックが入り、試合続行不可能という裁定が下され、試合はノーコンテストに終わった。その後、ともに早い時期での再戦をアピール。今回の対戦が実現した。
1R、オーソドックスの構えの志朗とサウスポーの田丸。田丸の左ハイに志朗は右ローを合わせる。互いに前手で距離を探り合う。田丸がじりじりと圧をかける。飛び込む田丸に志朗が左フックを合わせるが、頭が当たりそうになる。田丸の左ミドルに志朗が右ストレート。オープンスコアはジャッジ3者ともイーブン。 2R、志朗が右インロー。田丸はじりじり圧をかけて右ロー。互いに様子をうかがう展開。ともにパンチを出すが、届かない距離。志朗は右インロー。田丸が圧をかけるが志朗はワンツー。田丸の右ローに志朗が右ストレート。田丸が左ミドル。志朗はカウンターで右ストレート。志朗が右ストレート。ジャッジ3者ともイーブン。
3R、志朗の右ミドルが入る。田丸は右ジャブも志朗はバックステップ。距離を詰め志朗が右ミドル。田丸はじりじりと詰める。しかし左ハイは空を切る。そこに志朗が右ロー。田丸は左インロー。田丸がワンツー、志朗は右インロー。志朗は右インロー、田丸は左ミドル。田丸が詰めて左ストレートも志朗がわずかにずらす。田丸が詰めてパンチを放つが志朗はバックステップ。田丸のローに右ストレートの志朗。ジャッジ3者ともイーブン。 4R、田丸がロー、志朗はパンチ。田丸のワンツーはしっかりガードの志朗。志朗は圧をかけて右インローからパンチへ。志朗が詰めてパンチを連打。田丸が鼻血。志朗は右ミドル。志朗が前に出ると田丸がカウンター。田丸のワンツーは届かず。志朗が右ハイキック。田丸が詰めると志朗が右ハイ。志朗の三日月に田丸は前蹴り。田丸が左インロー。