活動11年目迎えた防災チーム「さかいで131おとめ隊」 2024年度は初の男性職員が加入 香川【こつこつ防災】
KSB瀬戸内海放送
防災の話題を伝える「こつこつ防災」です。香川県坂出市役所の職員による防災チームの活動が11年目を迎えました。 【写真】おとめ隊メンバー松岡さんの「職場の備え」
5月23日、坂出市役所の職員の有志でつくる防災チーム「さかいで131おとめ隊」の任命式が行われました。 「131おとめ隊」は市役所の職員や市民の防災意識を高めようと女性職員が中心となって10年前に立ち上がりました。 「おとめ隊」が作った避難所の運営マニュアルには、避難所の運営に女性を入れることや妊産婦やLGBTへの対応などが盛り込まれています。 また、職員を対象にした防災研修や防災訓練、市民に向けた防災イベントなどを毎年開いてきました。 (さかいで131おとめ隊/田中美統子 リーダー) 「職員自らが防災意識を高めて備えておくことが一番大事になりますので、それを楽しく準備できるように職員向けの研修に力を入れています」 自治体の職員は業務中に災害が起きると、そのまま避難所の設営など災害対応にあたることになります。「おとめ隊」では職員を対象に災害時に必要な物を考えてもらう「職場の備え選手権」を開き、職場での備えの大切さを広めています。 メンバーの1人、松岡さんに災害時の備えを見せてもらいました。 (さかいで131おとめ隊/松岡未祥さん) 「マスクですね、感染症対策もそうなんですけど、化粧を落とした時にすっぴんで人に会うってなるとちょっと抵抗があるので、マスクで顔を隠したりとか」 この他、乳液や髪を止めるゴム、口腔ケアグッズなど、気持ちよく被災者の支援にあたれるよう必要なものを少しずつアップデートしているそうです。 1年前から「おとめ隊」に加わったメンバーも、2024年1月の能登半島地震を経験し、意識が高まっているそうです。 (おとめ隊に2023年に加入/山田知恵さん) 「災害が発生して参集するときに避難経路ですとか、家族をどうするか、そういう段取りをするのを試しにやってみて、とても危機感を持って取り組まなくてはいけないなと意識しました」 更に2024年度は新たに任命された4人のうち2人が男性職員です。「おとめ隊」に男性が加わるのは初めてです。 (さかいで131おとめ隊/横田幸祐さん) 「女性だけで構成されると女性の意見も偏ってしまう部分もあるので、男性の意見も取り入れながら高齢者の方とか障害者の方、また妊婦さんの方とかそういった方をサポートしたい」 11年目の「おとめ隊」の活動に注目です。
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