元グラドルの発信力を故郷で生かしたい 久保百恵・八戸市議
「南部人気質」の秘めた思い
5月19、20日の2日間で開かれた臨時会で、経済常任委員会に選任された久保氏。最年少ということで議席番号は1番。「とにかく今はいろんな市役所の部門のところにいって、情報収集が一番」。腰を落ち着けて6月定例会に臨み、そして9月議会では一般質問に立ちたいと話す。 八戸は、「南部の一つ残し」(食べ物を遠慮しあって最後に必ず1つ残る)と言われるように、謙虚で遠慮し過ぎる南部人気質で知られる。「ただ、一人ひとりが内に秘めたパワーは大きくて、自分の町にすごく熱い思いを持っている人は沢山います。その宝が埋もれてしまっている現状を、一対一でそばに寄り添って聞き、その思いを私が市政の場に伝え、届けていきたい」と表情を引き締めた。
【メモ】初挑戦で3位当選、トップは「美しすぎる」藤川氏 …… 今回の八戸市議選は、定数32に対して、43人が立候補する激戦となった。元祖「美しすぎる市議」として話題になった藤川優里氏(35)=自民・現=が3回連続のトップ当選(4,584票)を果たし、久保百恵氏は3,116票で3位に食い込んだ。初当選組は5人。投票率は44.57%で、東日本大震災直後だった前回の45.39%から0.82ポイント低下し、過去最低を更新した。
-------------------------------------------------- ■久保百恵氏(くぼ・ももえ)氏 1985(昭和60)年11月2日、青森県八戸市生まれ。青森県立八戸南高卒。2005(平成17)年4月から2009(同21)年3月までサンミュージックプロダクションに所属、「百瀬実咲」などの芸名でグラビアアイドルとして活動。同4月からは芸能活動の拠点を地元・八戸に移し、2013(平成25)年にモデル事務所「トゥインクル」を設立、代表に就任。現在上映中で、八戸を舞台にした映画「ライアの祈り」にも出演中。趣味はピアノ、手芸