『ヒロアカ』が国内で実写化されるなら? 理想の“1年A組キャスト”を妄想してみた
堀越耕平の手掛ける人気マンガ『僕のヒーローアカデミア』が、8月5日発売の『週刊少年ジャンプ』36・37合併号(集英社)にて完結する。物語が最高潮のクライマックスを迎える一方、メディアミックスも盛り上がりを見せており、8月2日には劇場アニメ『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト』が公開される予定だ。 【写真】『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト』ポスター さらに同作は数年前より、ハリウッド実写化の企画が進行していることも報じられているが、いつか“国内版”として実写映画や実写ドラマが制作される未来もあるかもしれない。そこで今回は、雄英高校1年A組を中心としたメインキャラクターたちの実写キャストについて妄想を繰り広げてみたい。 ●緑谷出久 まずは物語の主人公、緑谷出久。泥臭くがんばる少年マンガの王道を往くキャラクターだが、『仮面ライダーゼロワン』(テレビ朝日系)の飛電或人役のほか、数々の作品で主演を務めている高橋文哉を有力候補として挙げたい。一目で主人公と分かる存在感も、ピュアな印象を感じさせる透明感も、緑谷役によく合うだろう。 ただ、平凡な少年のような見た目の緑谷に対して、高橋は平凡さとはかけ離れたビジュアルではある。しかし映画『からかい上手の高木さん』の主人公・西片役なども演じているので、役に入り込めば違和感なく馴染むのではないだろうか。 ●爆豪勝己 そんな緑谷の幼なじみにしてライバルでもある爆豪勝己は、いつも強気でオラオラ系の言動をとっている一方、芯の部分には繊細なところも秘めている。そんな複雑なキャラクターに合いそうな若手俳優といえば、眞栄田郷敦の名前が思い浮かぶ。実写化作品でいえば、『東京リベンジャーズ』シリーズの三ツ谷隆役や映画『ゴールデンカムイ』の尾形百之助役などで知られているが、いずれもワイルドかつ繊細な印象を巧みに醸し出している。 ●轟焦凍 もう1人のライバル、轟焦凍は氷結と炎熱という正反対の力を操る「半冷半燃」の能力者で、普段はクールなのに実は人一倍情熱的なところがあるキャラクター。整ったルックスも印象的なので、ファンのあいだではクール系イケメンキャラに定評のある吉沢亮を実写キャストに推す声が多いようだ。 ただ、今回は原作の年齢設定になるべく近づけて考えたいので、さらに下の世代の俳優から選出してみたい。そこで代わりに名前を挙げたいのが神尾楓珠。見た目もキャラクター性も、この上なく轟役にハマりそうな俳優だ。ドラマ『ナンバMG5』(フジテレビ系)では、間宮祥太朗演じる主人公の相棒的な立ち位置になる孤高のヤンキー・伍代直樹役を演じていたが、その雰囲気はまさに轟に近いところがあった。 ●麗日お茶子 またヒロインの麗日お茶子は、明るい笑顔で緑谷に力を与える太陽のようなキャラクター。そのピュアな印象を再現できそうな若手女優としては、NHK大河ドラマ『どうする家康』の千姫役や映画『ミステリと言う勿れ』のヒロイン役などで活躍する原菜乃華が挙げられる。 なお、お茶子といえば、アニメ版で声優・佐倉綾音が透明感のある声を当てているのが印象的だが、原も唯一無二の声質を持っている。出世作となった映画『すずめの戸締まり』では、本職の声優に引けを取らないほど魅力的な声を披露していたので、そうした点でもお茶子役に合うかもしれない。