Jリーグ、サポーターの問題行動続発「ダメなものはダメ」…野々村チェアマンが言及
Jリーグの野々村芳和チェアマンは23日、都内で理事会後に会見を行い、ファン・サポーターによる問題行動について言及した。 今月13日にJ2山形が敵地で仙台との「みちのくダービー」に0―2で敗戦。試合後、山形サポーターがゴール裏スタンド前であいさつした渡辺晋監督や選手に向かって水をかける行為がSNSなどで発覚した。クラブは16日に違反行為をした当該サポーターを無期限入場禁止処分とした。 このほか、J2千葉は21日にホームで秋田に敗戦後、「当クラブや特定の者に対する誹謗中傷行為が確認されました」と発表した。また、J1のFC東京は13日の東京V戦(味スタ)当日に京王飛田給駅のスタジアム通りで「FC東京を揶揄することを目的としたと思われる貼り紙が複数確認された」と22日に発表。サポーターによる問題行動が相次いでいる。 野々村チェアマンは「当然、ダメなものはダメですよねということ。フットボールという文化の中で、お互いに盛り上げるところ、その線引きはそれぞれしっかしなきゃいけない。一方で、品行方正に全てこうしなさい、ああしなさいということよりも、みんながいろんな観点で楽しむ中で、ダメはダメということは、それぞれのクラブが適切に対処してくれていると思う。リーグからこのタイミングで何かという答えはないけど、どのクラブも、ここまでは許容できても、ここはダメというのをしっかりと持ち始めてる。それに沿って、自分のクラブのホームゲームの空気はどんなものが良かったのかを線引きしていけばより良いものができると思う」と話した。
報知新聞社