田畑議員は政治とカネを巡り党の内外から批判を浴びる 政治資金パーティーキックバックに架空党員問題
富山テレビ放送
この1年、政治とカネをめぐり党の内外から田畑議員への批判が強まっています。 今年9月、自民党総裁選をきっかけに明るみとなった不適切な党員登録。 田畑議員を支援する企業に勤める男性に自民党員ではないにも関わらず投票用紙が届き、架空名義のものも含まれていたと言います。 田畑議員は従業員を無断で党員に登録し、企業から集めたお金を党費に充てていたと説明。 その上で、「党費は亡くなったおじが支払っていたことにする」と口裏合わせを持ちかけられたということです。 *田畑裕明衆院議員 「そのような事実はございません」 田畑議員は事務所が管理する党員に無断または架空登録があったことを認めた一方で、その党費は亡くなった親族や父親が支払っていたとして、自身の関与は否定しました。 この1年、田畑議員には政治とカネの問題がつきまといました。 今年1月には派閥の政治資金パーティーのキックバック68万円の収支報告書への不記載が明らかに。 6月には、計画していた政治資金パーティーの案内状に記載した「入金のみ」の項目が政治資金規正法に反すると野党から追及を受けました。 「もう不祥事はない」。 そう言って、衆院選での公認を得た田畑議員。 いわゆる「裏金議員」として臨んだ結果は、立憲民主党新人とわずか738票差で再選しました。 今月8日、田畑議員への処分を検討するために開かれた、県連の聞き取り。 田畑議員は客観的な証拠を示さないまま、会見と同じ説明を繰り返しました。 これに対し、衆院選で田畑議員を推した自民党市連の執行部が、厳しい声を突き付けました。 *自民党市連 中川忠昭支部長 「自民党の活動を一緒になって、もはや今の状況では進めることができない」 問題続きの田畑議員。 党の内外から批判を受け続けています。
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