<センバツ・夢へ続け!>仙台育英 選手紹介/3 /宮城
◇打撃強化、努力実る 佐藤涼宣左翼手(2年) 昨秋はベンチ入りできず、スタンドからの応援だった。悔しいそぶりを少しも見せず、メンバーを鼓舞した。 春こそは背番号をもらうため、打撃強化に重点を置いた。打率重視だけではレギュラーに食い込めないと思い、体重を増やし、長打力に磨きをかけた。 そのかいもあり初めて手にした背番号は1桁。須江監督は「努力家でミート力も高い」と期待する。盛り上げ役としても「試合展開を変えるような声を出したい」と意気込む。 ◇欠かせない強打者 秋山俊中堅手(2年) 走攻守そろった強打の外野手。昨秋は東北大会決勝での満塁弾を含む2本の本塁打を放ち、チーム最多の12打点をマークした。須江監督も「欠かすことができない中心選手」と信頼を寄せる。 だが、3割2分4厘の打率には納得しておらず、「成績を残していかないと上のステージにいけない」。冬場に打撃フォームを見直し、バットを振り込んだ。目標のセンバツ制覇に向けて「持ち味の打撃でしっかり貢献できれば」と話す。 ◇走力アップに注力 八巻真也右翼手(2年) 登録は外野手だが、内野も守れるユーティリティー選手だ。昨秋の県大会から背番号19でベンチ入りし、先発メンバーに定着した東北大会では主に6番に座った。鋭いスイングでチーム最多の15安打を放ち、打率4割8分4厘、11打点を挙げて連覇に貢献した。 チームメートは俊足ぞろいで「自分は遅い方」と、アップ後に800メートルを3本走るなど走力向上に取り組む。センバツに向けて「勝ち取った背番号で活躍し、日本一になる」。=つづく