60歳代「貯蓄4000万円以上あるのに老後が不安…」無職の現代シニアは老後どうなる?平均貯蓄額と家計支出を公開
安心したセカンドライフを送るために
今回は60歳代世帯の貯蓄割合について詳しく確認しました。貯蓄4000万円以上の世帯割合は全体の18.1%となっており、十分な準備がある世帯は2割にも満たない状況です。 安心してセカンドライフを送ることができる貯蓄を備える世帯は多くないことが分かりました。 早い段階から貯金を頑張ろうと考える人もいますが、貯金だけでは物価上昇に追い付かず資産が目減りしているような状況です。 そんな中、国の政策として「貯蓄から投資へ」を掲げて資産運用が推奨されています。NISAやiDeCoなど私たちが効率よく運用するための制度が充実してきています。 自分に合った運用方法を見つけ出し、早いタイミングから始めてみることが理想のセカンドライフの実現につながるかもしれませんね。
参考資料
・総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)ー2022年(令和4年)平均結果」 ・厚生労働省年金局「令和4年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」 ・日本年金機構「年金の繰上げ受給」 ・総務省「家計調査報告家計収支編 2023年(令和5年)平均結果の概要」 ・生命保険文化センター「生活保障に関する調査/2022(令和4)年度」
川勝 隆登