「今日のお昼くらいから楽しみになってきました」栗原陵矢が21日米国戦へ早くも興奮 東京五輪では値千金の犠打決めた相手【侍ジャパン】
◆野球日本代表全体練習(20日、東京ドーム) 野球日本代表「侍ジャパン」の栗原陵矢=ソフトバンク=が、野球大国アメリカとの戦いを心待ちにした。21日のスーパーラウンド・同国戦を前に、20日は前日練習で汗を流した。 ■侍主砲がモデル妻と〝新婚2ショット〟【写真】 栗原は2021年の東京五輪にも出場し、準決勝のアメリカ戦では唯一の打席でサヨナラ機を演出する犠打を成功させた。21日のスーパーラウンド初戦での対決を前に「なんかアメリカってだけでワクワクしますし。今日のお昼くらいから楽しみになってきました」とはやる気持ちを抑えられずにいた。 今回大会は、死球の影響で欠場した16日の台湾戦を除く4試合で5番での出場が続く。17日のキューバ戦では勝ち越しの犠飛、18日のドミニカ共和国戦でも勝ち越し適時打を放つなど、2試合連続で決勝打を放つなどまさに絶好調だ。中軸として勝負強さを見せているが「あまり自分で決めようとは思わずに、後ろにつなぐ意識ではいる。もう全員で点を取りにいって、全員で勝ちに行くっていうのがやっぱりテーマなので」ときっぱり。これまで通りの役割に徹する覚悟を示した。 日本シリーズにも出場し、1年間大舞台で戦い続けた栗原にとっても、残り4試合。「野球尽くしの1年。けがで野球ができるタイミングが少なかったのでうれしいですね。最高の締めくくりをしたい」。歓喜の瞬間を日本のファンに届ける。(鬼塚淳乃介)
西日本新聞社