総理が岸田派離脱表明 「打つ手打つ手がすべて遅すぎる」共産・小池書記局長が指摘
「支持する人たちから個人献金をいただく」ことに徹すれば、十分にやっていける
飯田)政治にはお金が掛かるのですか? 小池)選挙などでお金が掛かると言えばお金が掛かります。ただ、そういうお金はその政治家、あるいはその政党を支持したい、応援したいという人たちが個人で支えるのが筋だと思います。個人献金制度があり、企業・団体献金もあり、政党助成金もありとなれば、一生懸命お金を集めようという努力をしなくなってしまう。政党が本来の在り方として、「自分たちを支持する方々から個人献金をいただく」という形に徹すれば、十分やっていけるはずです。共産党は一切受け取っていないわけですから、 飯田)政党助成金も。 小池)政党助成金も受け取らず、しんぶん赤旗などの事業活動と、あとは個人献金でやっています。実際にできているわけですから、やれないことはありません。そういう方向にすべきだと思います。岸田総理のやることはすべて後手後手です。「派閥を抜ける」と言っていますが、「何をいまさら」という感じですよね。国民から見れば、「派閥の評判が悪くなったから逃げ出した」としか見えないではないですか。
岸田派離脱表明も「いまさら」 ~「打つ手打つ手」が遅すぎる岸田総理
飯田)さすがに自民党内でも、「このタイミングではないだろう」という声があるようです。 小池)そうなると思います。そもそも歴代首相には、派閥の輪から外れる方もいたわけですから、いままで岸田派を名乗り、会長を務めてきたこと自体が問題だと思います。しかも、あまりにすべての「打つ手打つ手」が遅すぎます。 飯田)経済政策なども含めてですか? 小池)全部そうではないですか。所得税の減税に関しても、「減税」と言えば大体皆さん「よかった」と思うのですが、今回は65%ぐらいの人が評価していないわけです。「減税する」と言って評価されないのは前代未聞です。 飯田)珍しいパターンです。 小池)しかも、実施予定は来年(2024年)6月です。いまの物価高対策だと言っているのに、どうして来年6月なのか。やることなすこと遅すぎる。後手後手としか言いようがないと思います。