日本の新アリーナで開催の可能性も…EASLの現在と未来【井口基史の現地レポート後編】
■ 来シーズンは?CBA参戦は?
気になる2024-25シーズンのレギュレーションについては、ホーム&アウェー方式を継続し、外国籍のオンザコートなども同じルールで継続すると明言。 ファイナル4開催地については、5都市ほど候補にあるとし、日本の新アリーナなども当然候補になりうると期待感を持たせてくれました。 巨大マーケットであるCBA(中国プロバスケットボールリーグ)にも参戦を働きかけ続けていく方針ですが、政治的に一筋縄ではいかない国だけに、今は現在の大会フォーマットでの課題をクリアさせ、クオリティーを高めていく方向性だと丁寧に答えてくださいました。
■ 日本側の課題は?
大会参加チームの地元メディアは大盛況。さらに不出場の中国メディアも参戦という取材合戦でしたが、日本メディアは私を除き4社。そのうちテレビは1社、全国紙はゼロという、今後、大会の注目度をあげていく必要があるとも感じました。 また、Bリーグ、天皇杯、EASLと、同時進行する3大会の価値がボヤケてしまわない工夫に関する話題もあります。例えば天皇杯を“外国籍オンザコート0”とかかな。でも、それって昔やったよね。「多様性の時代にね…」とか、有志メディアともディスカッションしたりしていました。 それもこれも琉球と千葉Jがリーグ戦で奮闘して、日本にタイトルをもたらしてくれたからできる議論ですね。 改めてEASLをファイトした両チームと、選手を後押ししたブースターの皆さんに感謝したいです。天皇杯、残りのレギュラーシーズンもみなさんのご武運を祈念しています! 取材・文=井口基史
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