トタン吹き飛ぶ 金沢・笠舞
●列車、運休や遅れ 荒天となった28日、石川県内では建物のトタンがはがれる被害が相次ぎ、交通機関にも影響が出た。29日の県内も低気圧から延びる前線が北陸を通過する影響で、各地で雷雨となる見込み。気象台は輪島市など5市町に波浪警報を継続し、高波への警戒を求めている。 28日午後3時58分ごろ、金沢市笠舞3丁目の空き家の壁面からトタンが強風で飛ばされ、近くに駐車していた軽自動車に当たった。けが人はいなかった。消防隊員が屋上から宙づりになってはがれ落ちそうなトタン2枚の撤去に当たった。 午後5時24分ごろには、かほく市白尾で住宅敷地内のカーポートの屋根がはがれた。消防隊員が屋根を撤去し、ロープで固定した。 JR七尾線では午後2時46分ごろ、和倉温泉駅で信号トラブルが発生、七尾―和倉温泉駅間で一時運転を見合わせた。特急「能登かがり火」2本が運休した。落雷が原因とみられる。 午後3時11分ごろには、IRいしかわ鉄道粟津―加賀笠間駅間で強風のため列車の運転を一時見合わせた。金沢―津幡駅間の普通列車2本が運休し、別の2本に最大34分の遅れが生じた。約700人に影響した。