樊振東が悲願の五輪シングルス初V 世界王者の貫禄を見せる<パリ五輪卓球競技>
<パリ五輪卓球競技 日程:2024年7月27日~8月10日 場所:サウスパリアリーナ4> 4日、大会9日目を迎えるパリ五輪卓球競技では、男子シングルス3位決定戦と決勝戦が行われた。これにて男女シングルス種目は、終了し、残すは男女団体のみとなった。 男子シングルス決勝のカードは、東京五輪・銀メダルの、樊振東(ファンジェンドン・中国)と、スウェーデン新世代の若きエース、トルルス・モーレゴード(スウェーデン)の対決となった。 試合はモーレゴードが得意のブロックやプッシュで変化をつけ、樊振東が対応できないうちに第一ゲームを先取した。しかし第2ゲームからは樊振東も対応し応戦。樊振東はビッグラリーを制すなど、要所でのポイントを取りきることで最後まで流れを引き寄せた。試合はそのまま樊振東が、第2ゲームから4ゲーム連続で取り返し、念願の金メダルを獲得した。 惜しくも敗れてしまったモーレゴードだが、その唯一無二なプレースタイルは会場全体を釘付けにした。 男子シングルスの日本代表は、張本智和(智和企画)、戸上隼輔(明治大)が出場し、張本智和は準々決勝で金メダリストの樊振東と対戦し、フルゲームの接戦の末惜しくも敗退した。戸上隼輔は、ベスト16での敗退となった。
パリ五輪男子シングルス決勝
〇樊振東(ファンジェンドン・中国)4-1トルルス・モーレゴード(スウェーデン) 7-11/11-9/11-9/11-8/11-8
パリ五輪男子シングルス最終成績
<金メダル:樊振東(ファンジェンドン・中国)> <銀メダル:トルルス・モーレゴード(スウェーデン)> <銅メダル:フェリックス・ルブラン(フランス)> <第4位:ウーゴ・カルデラノ(ブラジル)> <ベスト8:張本智和(智和企画)> <ベスト8:オマー・アサール(エジプト)> <ベスト8:林昀儒(リンユンジュ・チャイニーズタイペイ)> <ベスト8:張禹珍(ジャンウジン・韓国)>
ラリーズ編集部