30代前半、婚活中です。相手の年収は600万円以上が理想なのですが高いでしょうか?
結婚や老後資金など、人生の中でお金がかかるタイミングは複数あります。婚活を行う中で、結婚相手に求める年収は600万円以上を理想とする人もいるのではないでしょうか。しかし、年収600万円以上は高望みしているのか、現実的な年収はどのくらいなのか具体的に把握していない人もいることでしょう。 本記事では、実際に婚活者が結婚相手に求める年収がどのくらいなのかをはじめ、600万円が高いのかについて解説します。その他にも、記事内では年収以外に重要視したい結婚相手の条件もまとめているので参考にしてください。
結婚相手に求める年収はどのくらい?
婚活事業を複合展開する株式会社IBJが婚活中の男女1539人(男性918名、女性580名)に行った「理想の世帯年収」調査では、結婚相手に求める年収を男性が「~500万円(40.8%)」「~300万円(35.0%)」女性が「~700万円(39.0%)「~500万円(38.8%)」と伝えています。女性のほうが結婚相手に求める年収が高い傾向にあります。 なお、厚生労働省の「令和4年(2022)人口動態統計月報年計(概数)の概況」では、平均初婚年齢は男性 31.1歳、女性は29.7歳とのことです。平均初婚年齢は年々上昇しており、晩婚化が進んでいることも分かっています。 ■年収600万円以上の人は決して多くない 国税庁の「令和4年分 民間給与実態統計調査」では、給与所得者1人当たりの平均給与を図表1のように伝えています。 【図表1】
国税庁「令和4年分 民間給与実態統計調査」より筆者作成 平均初婚年齢は男性 31.1歳、女性は29.7歳です。該当する年齢の平均給与を見てみると、男性(30~34歳)485万円、女性は338万円でした。結婚する相手の年代にもよりますが、30代前半だけで考えれば年収600万円は平気よりも高いといえる結果です。 なお、年収600万円以上を理想とするのであれば、男性は40~59歳に達している人が該当します。女性は平均給与がもっとも高いのが45~49歳の346万円で、600万円には到底達しません。