BYDが日本市場に初のPHEVミニバン投入か!? 新型の豪華MPV、注目の価格はどうなる?
中国BYDが現在開発中とみられる、新型PHEVミニバン市販型プロトタイプを現地メディア「Autohome」が捉えた。 【写真を見る】BYD プラグインハイブリッド MPVのスパイショット
「Denza D9」とプラットフォームを共有し、全長5m、ホイールベース3m以上の7人乗り豪華MPVに
BYDは中国広東省に拠点を置く自動車メーカーで、2003年に設立された。日本では、2015年に中国メーカーとして初めて大型電気バス「K9」が導入、現在コンパクト「ATTO3」と「DOLPHIN」が販売されているほか、2024年内には4ドアクーペ「SEAL」の導入も予定されている。 中国の現地メディア「Autohome」によると、捉えたのは初期プロトタイプのため、ディテールは全くわからない状態だ。現在把握している情報は、「Denza D9」とプラットフォームを共有し、全長5m、ホイールベース3m以上の7人乗り豪華MPVになるということ、車名は「Zhou」が有力ということだ。 BYDはここ数年、バッテリー電気自動車の保有台数を急速に増やしている一方、プラグインハイブリッドにも多額の投資を行っている。これを念頭に置くと、Zhouは最初にPHEVとして販売される可能性が高く、最近Qin L DM-iで初公開された、BYDの「DM-iシステム」の最新バージョンの採用が予想される。その場合、シングル電気モーターを備えた1.5L自然吸気エンジンを採用する必要がありそうだ。 BYDが将来的にバッテリー式電動バージョンを発売するかどうかについてはさまざまな報道があるが、電動MPV市場が急速に成長しているため、発売される可能性は高いとみられる。 また注目の価格だが、30,400(約477万円)~34,500ドル(約541万円)と予想、同じ基盤に乗るDezan D9の44,850ドル(約700万円)より大幅に安くなることが期待されている。 Zhouのワールドプレミアは、早ければ2025年終わりで、日本で人気の高級ミニバン市場を見据えて、導入される可能性もありそうだ。
APOLLO