U-19日本代表は中1日で次戦ミャンマー戦へ…“10番”大関もフルメニュー完遂、予選突破への大一番に向けたポイントは
キルギスで開催中のAFC U20アジアカップ予選に参加中のU-19日本代表は26日、第2戦に向けたトレーニングを実施した。 【写真】“ロス世代”U-19日本代表、練習オフでの素顔 25日にU-19トルクメニスタン代表との初戦を2-0で制した日本だが、中1日を挟んだ27日には早くもU-19ミャンマー代表との第2戦を迎える。 たった1日の練習日で、日本は試合に45分以上出ていた13人の選手はホテルでのリカバリーに努め、残りの10人でトレーニングを実施した。パス&コントロールや多色ビブスを使った複雑な要素のある“鳥かご”、クロスからのシュート練習、そしてミニゲームといったメニューをこなした。 日本での合宿から別メニューでの調整が続いていたMF大関友翔(福島)も元気にフルメニューをこなしており、“日本の10番”に第2戦からは出番もありそうだ。 第2戦で対するミャンマーはアグレッシブなプレーを身上とするチーム。キルギスとの第1戦では0-2で敗れた上に、6枚のイエローカードと2枚のレッドカードを受ける始末。「(ミャンマーは)決して悪いチームではない」と日本側の評価は低くないのだが、開催国相手に自滅する試合をしてしまっている。 船越優蔵監督はこの第2戦に向けての選手起用について「やっぱり全員を試合に出させてあげたいし、活躍させてあげたいし、長い時間を使ってあげたい」としつつ、「次のステージに行くためにはというところで、ドライにしないとダメな部分もある」と明言は避けた。 メンバーは入れ替えるものの、競争なしに、また日本代表として勝利を目指すという大前提を抜きにして、自動的に出場機会を保証するようなことはないということだろう。 1位抜け以外は確実に突破のできない今回のレギュレーション。開催国キルギスとの最終戦を残していることを思えば、まず連勝することは突破に向けて欠かせない。 指揮官は「いわゆる大人のサッカー」という言葉を使ったが、相手がどういうスタイルで臨んでこようと、冷厳に勝利を奪い取ることが第一優先。その上で個々のアクション、ポジション争いを熱くさせるようなパフォーマンスにも期待しておきたい。 (取材・文 川端暁彦)