鳥取・川端銀座通りで「川端賑わい日」 歩行者天国に35店出店
川端銀座通り(鳥取市川端)で11月3日、「川端賑わい日」が行われる。(鳥取経済新聞) 1955(昭和30)年ごろは娯楽で栄えていた川端銀座通り。川端界隈(かいわい)活性化協議会の阿部高志さんは「当時は狭い通りながら2軒の映画館やパチンコ屋があり、びっしりと店が並んでいた。その後にぎわいがなくなったことを寂しく思った有志でシネマクラブを立ち上げ、2010(平成22)年に空き地でフィルムを回してナイトシアターを行った。ナイトシアターを数回行った後、近くの公園で古本を販売していた女性が加わり、古本販売も一緒に行うことに。他にも一緒に出店したい人が集まり、現在は春と秋にお祭りを行っている」と、これまでの経緯を振り返る。 当日は歩行者天国とし、通りの両側に並んだ露店で蚤(のみ)の市、通りにある駐車場でライブステージとフリーマーケットを行う。蚤の市では飲食店や雑貨店35店が出店。毎回1時間ほどで完売するという「スタンドかわばた」の唐揚げや、以前、同通りに店を構えていた「あるぷす商店」のピザ、「山陰民藝クラブ」の陶器などを販売。ライブステージでは地元の音楽好きがパフォーマンスを披露し、フリーマーケットでは同通りにあるセレクトショップの店長らがが洋服を中心に販売する。 阿部さんは「最初にナイトシアターとイベントを開いたメンバーは、にぎわいを作りたいという思いを持っていた。今は最初の頃と比べると大きなイベントになり、呼びかけることなく多くの人に集まってもらえるイベントになったが、若い人がいろいろなことを考えて続けていってくれたら。みんな笑顔で楽しんでほしい」と来街を呼びかける。 開催時間は11時~16時。小雨決行。
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