去年、小国町の空き家に侵入するなどした疑いでベトナム国籍の男3人が逮捕された事件で、3人は県内を含む10県で200件以上の犯行におよび、現金や貴金属など合わせておよそ800万円相当を盗んでいたことがわかりました。 県警によりますと、ベトナム国籍の男3人は、去年12月、小国町の空き家に侵入し1万円相当のギフト券を盗んだなどの疑いで逮捕・起訴されました。 その後、県警は上山市や新潟県など県内を含む10県において空き家や民家を狙った窃盗事件に男3人が関与しているとみて、新潟県警などと合同で捜査していました。 調べを進めた結果、3人はおととし8月から去年12月までの間に、県内や新潟県など10県で204件の犯行をし、現金およそ220万円と貴金属など578万円相当を盗んだということです。 県内では3人による犯行が小国町や上山市などで19件確認されています。 警察によりますと、男3人は技能実習生として入国。 「生活費欲しさや借金の返済、母国への送金のため犯行に及んだ」と供述していて、盗んだ現金などは生活費に充てていたということです。