子どもがお年玉をもう全部使い切っていました。貯金する大切さはどうやって教えたらいいでしょうか?
家庭で実践できる! お金の教育方法
お金の教育というと難しく聞こえがちですが、家庭内でできることは多くあります。そこで、ここでは日常生活のなかで実践できる、お金の教育方法をいくつか紹介します。 ◆お年玉や臨時収入を貯金する お年玉や臨時収入を得たとき、そのお金を銀行・郵便局で貯金する習慣をつけさせることがおすすめです。ポイントは余った分を貯蓄するのではなく、すぐ貯金することです。 例えば、もらったお年玉のうち80%は貯蓄に回すなどと決め、天引き貯金の習慣を身につけさせましょう。この貯蓄は子どもが本当に欲しいもの、やりたいことができたときに使うものだと説明します。そのために「今は浪費を我慢して貯蓄する」という欲望のコントロールを身につけさせるのです。 また、年末に残高を確認し「○○円以上残っていたらボーナスとして○○円を与える」というような家庭内ルールを作ることも効果的です。ご褒美を与えることで子どももやる気が生まれ、簡単な利息計算の練習にもなります。 ◆大きな買い物をあえてさせてみる 子どもは一定の年齢になると、車やテレビなど家族の購買にも影響をおよぼすようになります。 このような「家族の買い物」に参加させ、あえて大きな買い物や選択をさせてみることも大切です。大きなお金を使うことやその買い物について家族で話し合うことは、よい学習機会です。情報収集や意思決定など、お金の使い方で重要になる要素を育てられます。
家庭でできることは多い! 早期からお金の教育をスタートしよう
お金は一生関わるものです。親は子どもを自立させることが務めであり、そのためには金融リテラシーが不可欠といえます。子どものうちからお金に関わる機会を積極的に増やし、教育していくことが大切です。 お年玉や臨時収入を貯金する習慣をつけさせたり、家庭内ルールに応じてご褒美を与えたり、大きな買い物をあえてさせてみるなどの教育方法があります。日常生活のなかで、少しずつ子どもの金融リテラシーを高めていましょう。 出典 政府広報オンライン 「金融リテラシー」って何? 最低限身につけておきたいお金の知識と判断力 金融広報中央委員会 知るぽると 金融リテラシー・マップ 金融広報中央委員会 知るぽると (3)いますぐ家庭でできるお金教育 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部