米倉涼子、映画「ドクターX」最後のイベントで涙 名ぜりふ交え「ドクターXは失敗していなかった」
女優、米倉涼子(49)が22日、東京都内で行われた主演映画「劇場版ドクターX FINAL」(田村直己監督)の舞台あいさつに共演俳優、岸部一徳(77)と出席した。 2012年からテレビ朝日系で天才外科医、大門未知子の活躍を描いてきたドラマシリーズの完結編で、この日が最後のイベント。米倉は冒頭から「気を抜いたら泣きそう」と話していたが、サプライズで共演女優、内田有紀(49)がバラの花束を持って登場すると、涙腺が崩壊した。 同学年の内田に対して「無意識に支え合い、12年かけて深い絆ができ上がった」と感謝。内田も「唯一、女優さんで何でも話せる米ちゃんと出会い、大門未知子をずっとそばで見られて、こんなに幸せなことはない」と、もらい泣きした。 さらに、全出演者・スタッフのメッセージを集めたアルバムを岸部から手渡される場面も。その中には、10月に76歳で亡くなった西田敏行さんが生前に「貴女のおかげで人生の素晴しさを教えて頂きました」(原文ママ)などと手書きした文章もあった。 米倉は「12年前に始まったドクターX、大門未知子を好いてくださり、楽しんでくださり、ありがとうございます。ドクターXは失敗していなかった。私、映画でも失敗しないので」と名ぜりふで締め、万感の思い。映画は21日までの公開16日間で観客動員130万人超、興行収入17億円超の大ヒットを記録しており、「たくさんの人に観てもらえたら、もしかしたら『ありがとう記念』とか(のイベント)で会えるかもしれない」とファンとの再会を願いつつ、最後は笑顔で自身の代表作に別れを告げた。