患者の6割以上が19歳以下『インフルエンザ警報』今季初の発令 新潟県内全域
新潟放送
全国のインフルエンザ感染者数が、統計を始めて以来最多となっています。 新潟県内でも感染が広がっていて、県は今シーズン初の『インフルエンザ警報』を発令しました。19歳以下の感染者が6割以上だということです。 【写真を見る】患者の6割以上が19歳以下『インフルエンザ警報』今季初の発令 新潟県内全域 新潟市中央区の岡田内科医院では9日も、雪の降る中、診察開始直後から患者の姿がみられました。 【岡田内科医院 岡田潔院長】 「6割がインフルエンザ」 「例年より多いよ。普通10人に1人とか、そんなもんでしょ」 新潟県内では、1医療機関あたりのインフルエンザの患者が、12月29日までの1週間で38.08人。前の週から1.56倍に増加し、国が定める警報基準値(30人)を超えたため、新潟県は今シーズン初めてとなるインフルエンザ警報を8日に発令しました。 新潟市医師会の会長でもある岡田潔院長によりますと、医師会で運営している『新潟市急患診療センター』では、年末年始の受診者の数が前年のおよそ2倍に。 9日間で4537人が受診したということです。 内科は、最も長いときで7時間待ちの混み具合だったそうですが、年末年始の発熱患者のおよそ6割がインフルエンザでした。 特に若い世代が多く、先週に確認された患者のうち、19歳以下が6割以上となっています。 【岡田内科医院 岡田潔院長】 「人との接触によってうつるわけだから、これから学校が始まると、もう1回ピークがきます。学校で子どもたちが活動を始めるから…」 岡田院長は「手洗い・うがいなどの基本的な感染対策が必要」としたうえで、発熱の症状があれば、早めに医療機関を受診してほしいとしています。 「どんなに予防しても、インフルエンザって感染力が強いので、早めに受診して早めに治療すれば、それだけ人に拡散しなくて済む」
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