「打たれる気がしなかった」147キロの剛腕、強豪出身の逸材など!リベンジへ西日本選抜一丸で勝利を掴めるか<準硬式・甲子園大会>
21日に甲子園で開幕する大学準硬式の全国大会、三機サービス杯 第3回全日本大学準硬式野球東西対抗日本一決定戦 甲子園大会(以下、甲子園大会)。西日本選抜は、2023年のリベンジに燃えるが、今回のチームを牽引する奥村浩正監督は、「全員が声を出せていて雰囲気は素晴らしい」と即席チームとは思えぬ結束力を評価。その点は、東日本選抜の田代 大介監督も「チームとして仕上がっている」と評価するほどだ。 【一覧】西日本選抜のメンバーリスト そんなチーム力を生かして勝利を目指すという奥村監督率いる西日本選抜。主将である伊藤元翔内野手(初芝橋本出身)が、前回の経験を生かしてチームをまとめているのが大きいが、その伊藤主将が「フォームに力感がないし、ピンチを抑える力に驚いた」と話したのが、原田拓海投手(久留米商出身)だ。 最速143キロというスピードだが、打席に立った東日本選抜の主将・久保嶋真也内野手(桐蔭学園出身)いわく「地を這うようなボールだった」と質の高いことを語る。プレ試合は打者1人だけになってしまったが、長いイニングを投げたらどうなのか。本人は「甲子園で投げることが楽しみです」と話していたが、こちらも注目したいところ。 さらに、最速147キロを誇る前村健斗投手(興国出身)はプレ試合で3者凡退に封じた。本人も「打たれる気がしなかった」と仕上がりは万全の模様だ。甲子園でも回答が期待される。 他にも最速138キロながら、右サイドハンドから力強いストレートを投げ込んだ飯倉和也投手(砺波出身)も、1イニングあれば打者を圧倒するのではないか。 そして野手陣では、波多野悠大内野手(神戸弘陵出身)に期待。プレ試合で両チームあわせて唯一の長打を放った。持ち味を存分に発揮して、「状態は良い」と来る甲子園大会での活躍が期待される。 また篠原一球内野手(高松商出身)が足で魅せるなど、能力の高さが光った。 投手、野手ともに力のある選手が揃う西日本選抜。2023年は東日本選抜の前に敗れたが、今大会はリベンジとなるのか