【日本ハム】「伏見寅威しか勝たん」負けたら終わりの崖っぷちで鼻骨骨折しながら“今季1号”
<パ・CSファイナルステージ:ソフトバンク-日本ハム>◇第3戦◇18日◇みずほペイペイドーム 【写真】ベンチで出迎える新庄監督、両手のひらを広げ驚きのしぐさ 日本ハム伏見寅威捕手(34)が、負ければ敗退の崖っぷちで“今季1号”を放った。2点を追う2回、先頭で打席に立つと、ソフトバンク先発スチュワートの初球を左翼ホームランテラスに突き刺した。 伏見は今季レギュラーシーズンで本塁打ゼロ。大事な試合で1発が飛び出し「監督直伝ポイント前打法」とコメントした。伏見に打撃指南したと思われる新庄監督は、ベンチで出迎える際、両手のひらを広げ驚きのしぐさ。チームメートは両拳を握って突き出す“きつねポーズ”。この日、出場戦登録した清水は珍しい白馬のスターホース「ソダシ」の人形を持って、笑顔で出迎えていた。 魂の1発だ。14日の試合前練習中にノックの打球が顔面を直撃し鼻骨を骨折。右目まぶたは腫れ上がり、青いあざをつけながら16日のファイナルステージ初戦にフル出場した。17日の第2戦は出場しなかったが、この日は2試合ぶりにスタメンマスクをかぶり、先発山崎と「さちとら」コンビを組んでいる。 精神的支柱のアーチに、SNS上では「かっこよすぎる」「伏見寅威しか勝たん」などと、コメントが相次いだ。