ゼンデイヤ、テニスシーンはダンススキルで乗り切る『チャレンジャーズ』で挑んだ悪女役
オコナーは、「パトリックは、自信に満ち溢れ、自分自身を心地よく受け入れているキャラクターだと感じました。僕たちみんながそうであるように、彼にも恐れや不安があっても、彼は完全に人生を全うして生きているんです」と役どころを分析。
一方、フェイストは、アートというキャラクターを、「自分の技能に愛想を尽かした職人というアイデアでした。自分の仕事や技能に没頭しているとき、それをやるプロセスはすごく楽しいものなんです。彼は必死になって、そういう純粋な場所に戻ろうとしているんです」と語る。また、「ジョシュと僕は、ボストン近郊を歩き回って、セリフを練習しました。一緒に撮影現場に通いましたし、すごく多くの時間を一緒に過ごしたんです」と、親友役の役づくりに励んだことを明かしていた。
主人公は悪女なのか?
会見の最後には、ゼンデイヤに向けて「観客の多くは、タシがヴィラン(悪役)であることを気に入っているようですが、彼女がちょっとした悪女であることを受け入れていますか? それとも彼女は誤解されているだけだと思いますか?」という興味深い質問が出た。 「好感を持たれる必要やこだわりがなく、許しをこうことがない女性キャラクターだという新鮮さが、そういう反応を呼んでいるのかもしれないですね。私にとってもそれが新鮮で、彼女を演じたいと思ったんです」と答えたゼンデイヤは「私は、この映画のキャラクターたちに対して先入観を持っていましたが、マイクとジョシュの演技だけで、その認識が変わりました。映画を観るたびに、『今回はこの登場人物に感情移入した』とか、『今回はこっちを応援している』となったりします。この映画の素晴らしさは、見るたびに登場人物に対する考えが変わることだと思います」と締めくくった。
ゼンデイヤの新たな面を見る楽しみに満ちた本作が、観客にどのように受け取られるのか、反応を見るのが楽しみだ。
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