柳葉敏郎、久しぶりの『室井慎次』に「断ろうと…もう『室井』が嫌だった」 主演映画の舞台あいさつで当時の思い語る
俳優柳葉敏郎(63)が11日、東京都内で主演映画「室井慎次 敗れざる者」(本広克行監督)の初日舞台あいさつに福本莉子(23)、筧利夫(62)らと登壇、久しぶりに”室井慎次”を演じた思いを語った。 1997年に連続テレビドラマで始まり、映画も大ヒットを記録した「踊る大捜査線」シリーズ。映画としては12年ぶりで、今回2部構成となり、後編は11月15日に「室井慎次 生き続ける者」が公開される。 警察を辞めて、故郷の秋田で少年たちと静かに暮らす室井が、自宅近くで他殺体が発見されたことにより、穏やかな日常が変化していくというストーリー。 再始動の話が来たとき柳葉は「断ろうと思いました。もう”室井”が嫌だったから」と当時の思いを明かした。ただその後、監督をはじめとする制作陣とやりとりするうちに「室井に対する熱い思いが感じられて」と語り、「覚悟を決めてやらせていただきました」と表情を引き締めた。 実生活でも故郷の秋田で暮らしており、ロケは、ほぼ地元で行われたという。「母校で撮影したり…。お世話になった地元に少しでも恩返しできたかな」と思いをはせた。 最後に作品を見た観客に「コートを脱いだ室井は皆さんの目にどう映ったでしょうか。また(後編の)『生き続ける者』でお会いしましょう」と呼びかけた。
中日スポーツ