紀州のドンファンの「13億円超の巨額遺産」 行方にぎる『遺言書』めぐる裁判 遺言書は無効だとする親族の訴え棄却 一方の田辺市は「ホッとした」
■「遺言書は野崎さんによるもの」判決を受け田辺市「ほっとしている」
そして21日の判決で裁判長は… 高橋綾子裁判長:原告らの請求をいずれも棄却する。 判決によると、原告側が提出した筆跡鑑定には、野崎さんが作成した書面であることが明らかではないものが含まれていて、遺言書に見られる流れるような筆跡は、野崎さん本人によると推認し得るとしました。 また、野崎さんは生前、地元・田辺市の発展を望む発言をしていたり、周囲に「きょうだいとの関係が良くなく、財産を譲りたくない」と話したりしていたことなどから、遺言書は野崎さんによるものと見るほかないとした。 この判決を受け、田辺市は会見を開いた。 田辺市総務部契約課 宮野恭輔さん:職員はみんな遺言書が有効であると信じて、事務を進めてました。ほっとしているというのが、率直な感想です。 田辺市総務部 西貴弘部長:市民の方に返すことができるような、行政活動に使っていくことになると思う。 田辺市は遺産を財政調整基金などに積み立てる方針で、具体的な使用方法については、今後決めていくとしている。 (関西テレビ「newsランナー」2024年6月21日放送)
関西テレビ