岸田首相、訪米前に「英語の演説」練習報道…実際のところ、どれくらい英語ができるのか、専門家の判断は
訪米中の岸田文雄首相は、4月12日(日本時間)、アメリカの議会で英語による演説をおこなう。 【写真多数】「ボクらのパパ」と一言が添えられた卒業アルバムに載る数少ない岸田氏の写真 政治ジャーナリストの田崎史郎氏は、9日、『ひるおび』(TBS系)に出演し、岸田首相が自民党の裏金問題に処分を下した翌日5日以降、12日の演説に備えて、英語での演説原稿を練習していたと説明。 「アメリカの大統領のスピーチライターを経験した方に手伝ってもらっている。その人が吹き込んだ(英語の)テープを何度も聴いて話していたようだ」などと話した。 このことが報じられると、SNS上では 《そんな事より辞職しろ》 《辞職発表のためのスピーチの準備をしとけ。ほんで、メガネを外して、歯を食いしばって廊下に立っとけ》 《国民の判断はいつ仰ぐんだ、得意の検討使か?》 などと揶揄する声があがっている。では、実際のところ、岸田首相の英語力はどれほどのものなのか。 岸田首相は、通産官僚だった父・文武氏の仕事の都合で、小学校1年生から3年間、ニューヨーク市の公立学校に通っていた経験がある。 英語コーチでイングリッシュブートキャンプ代表のYumi氏はこう評する。 「岸田さんが実際に英語で話している動画を見た感想としては、普通に英語がしゃべれる方の英語かなと思いました。普通に英語がしゃべれる人と、しゃべれないけれど特訓したので発音がそこそこ上手な人というのは、聞けば違いがわかります。岸田さんは前者ですね。 岸田さんは子供の頃にニューヨークに住んでいたので、その頃にある程度英語を習得したのでしょう。当時しゃべっていたときの名残が今もあって、住んでいたときよりは流暢でないかもしれないですが、普通には話せる方の英語かなと。 もちろん、日本人のアクセントは残っていますし、ネイティブのような話し方ではないですが、ネイティブの人と普通に話せるレベルだと思います。スピーチにしても、特訓して丸暗記というわけではなく、ちゃんと自分の言葉で話せるはずです。 安倍元総理の英語も聴いていますが、安倍さんの場合は英語がだんだん上手くなっていった。最初の頃と比べるとレベルが違うので、かなり特訓されたんだろうと感じます。発音はかなりよくなったので、おそらくコーチについて何度も練習されたんでしょう。 安倍さんは大学卒業後に1年くらい留学されましたが、その意味では岸田さんとはちょっと比べられない感じはします」 12日、岸田首相の英語スピーチに注目だ。