来季の抑えの座へ意欲を見せた山本拓

　日本ハムの山本拓実投手（２４）が５日、北海道北広島市の球団事務所で契約交渉を行い、今季の推定２０００万円から増額で更改した。「上げていただきました。金額は内緒で」と笑顔を見せた。 【写真】来季への思いを色紙に書き込んだ山本拓 　今季はリリーフとしてともにキャリアハイとなる３６試合に登板し、６勝。３ホールドを挙げ、防御率１・８２と安定した成績を残した。「まだまだ今年の登板数や数字にも満足していないしもっとできると思っています」と話した。 　今オフに挙式を控え、「妻も体作りをしっかりしようということで」と食事当番を担当。得意料理は「揚げない春巻き」と明かし「料理は頭使うなと思います。オフシーズンもいい意味で忙しいというか、トレーニングのことと栄養のことと。結果的に自分にもプラスになると考えています」と言う。 　ＣＳを控えて、新庄監督からＤＭを受け取ったことを自ら明かした。文面は「ＣＳと日本シリーズ、抑えあるから準備しておいて」だったという。ケガのためＣＳで投げることはなかったが、抑え候補として評価されていた。 　新庄監督はファンフェスティバルで来季の抑えとして斎藤友と田中正の名を挙げた。それだけに「負けた気がして悔しかった」とキッパリ。「奪いとる気持ちがあります。あの２人にメラメラしています」と闘志満々。来季は抑えとして相手打者を“料理”する思いだ。