ドラマアカデミー賞で“異変” 助演女優賞は「園児」か「小2」
2年前にも子役が助演女優賞に
幼稚園の年中組に通う倉田は、ドラマ出演は本作が2作目というから、芸能界ではまだ“新人女優”の域とも。他方、泉谷は2歳の時にNHK・Eテレの子ども番組「いないいないばあっ!」のレギュラーメンバーとしてテレビデビュー。以降はNHK大河ドラマ「青天を衝け」「鎌倉殿の13人」にも出演を果たしており、最近はCMでも活躍する売れっ子だ。 「一般に、助演女優賞は特筆すべき演技の技量が受賞を左右します。他には『海のはじまり』で泉谷の祖母役として共演した大竹しのぶ(67)、NHK連続テレビ小説『虎に翼』で主人公の母親を演じた石田ゆり子(55)といった、ベテランたちが名を連ねています」 二人が受賞を競うドラマアカデミー賞助演女優賞は、2年前に同じ子役の毎田暖乃(まいだのの・13)が受賞して話題をさらったばかり。 「毎田は8歳の時にNHK連続テレビ小説『スカーレット』でデビューを果たし、3年後にはテレビドラマ『妻、小学生になる。』(TBS 系)で、主人公が亡くした妻(石田ゆり子)の生まれ変わりである小学生を演じました。受賞した当時、毎田は10歳でした。倉田と泉谷のどちらかが受賞すれば、最年少記録が更新されることになります」 注目の結果は、秋風が吹く11月に明らかになる。
「週刊新潮」2024年10月17日号 掲載
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